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T1131 - Authentication Package

概要

Windows Authentication Package DLLs are loaded by the Local Security Authority (LSA) process at system start. They provide support for multiple logon processes and multiple security protocols to the operating system. (Citation: MSDN Authentication Packages)

Adversaries can use the autostart mechanism provided by LSA Authentication Packages for persistence by placing a reference to a binary in the Windows Registry location HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\ with the key value of "Authentication Packages"=. The binary will then be executed by the system when the authentication packages are loaded.

管理者によるコメント

T1131は「Authentication Package(認証パッケージの悪用)」として定義されてるテクニックです。

Windowsの認証システムを支える LSA(Local Security Authority) に、悪意のある「認証パッケージ(Authentication Package)DLL」をロードさせることで、ユーザーがログインした際の未暗号化パスワード(プレーンテキスト)を窃取したり、「永続化(Persistence)」を達成したりする手法です。

1. 概要

この手法で攻撃者は、「OSの正規ログイン処理に完全に割り込み、パスワードが暗号化される前にそのまま盗み出すこと」を実現します。

何を実現できるのか

2. 攻撃の流れ

認証パッケージは、ユーザーのパスワードが正しいかどうかを検証する資格を持った極めて重要なコンポーネントです。そのため、これを改ざん・追加するには、事前に管理者権限(Administrator)またはSYSTEM権限が必要になります。

  1. カスタムDLL(認証パッケージ)の配置:
    ユーザーが入力したパスワードを特定のログファイルに書き出す機能などを持つ、悪意のあるカスタムDLLをシステムフォルダ(C:\Windows\System32\ など)に配置します。

  2. レジストリの改ざん:
    Windowsが起動時に読み込むべき正規の認証パッケージの一覧が定義されている、以下のレジストリキーを書き換えます。

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\Authentication Packages
    • この値(マルチ文字列値)には、標準で msv1_0 などの正規パッケージが登録されていますが、攻撃者はその末尾に自分が配置したマルウェアDLLの名前を追記します。
  3. システムの再起動:
    システムが次回再起動されると、LSAプロセス(lsass.exe)がこのレジストリを参照し、攻撃者のDLLを認証パッケージとして自身のメモリ空間へ自動的にロードします。

  4. パスワードの横取り:
    その後、ユーザーがPCにログインしようとすると、入力されたパスワードがこの悪意あるパッケージを通過します。マルウェアはパスワードを平文のまま奪取し、C2サーバーへ送信するか、隠しファイルに書き出します。

3. 防御・対策

認証プロセスのメモリおよびレジストリの保護が最優先されます。

4. 重要ポイント

5. 関連する主なCWE

6. 関連する代表的なツール

Windowsの標準的な拡張仕様を逆手に取ったものであるため、パスワード窃取ツールの代名詞が利用します。

実務上のアドバイス

この攻撃(T1131 / T1556.002)は、攻撃者が「すでに端末の最高権限を奪取した後に、さらに他のアカウントのパスワードを芋づる式に盗むため」に仕掛けるケースがほとんどです。

レジストリ .../Control/Lsa/Authentication Packages の中に、msv1_0 以外の見慣れない文字列(例:mimilib やランダムな英数字のDLL名)が混ざっていないかを確認することが、不審な挙動を検知するファーストステップになります。

分析

この攻撃手法を利用する脅威アクター

関連する CVE

この攻撃手法に関連する CVE は登録されていません。

攻撃手法 – 脅威アクター Graph


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