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T1067 - Bootkit

概要

A bootkit is a malware variant that modifies the boot sectors of a hard drive, including the Master Boot Record (MBR) and Volume Boot Record (VBR). (Citation: MTrends 2016)

Adversaries may use bootkits to persist on systems at a layer below the operating system, which may make it difficult to perform full remediation unless an organization suspects one was used and can act accordingly.

Master Boot Record

The MBR is the section of disk that is first loaded after completing hardware initialization by the BIOS. It is the location of the boot loader. An adversary who has raw access to the boot drive may overwrite this area, diverting execution during startup from the normal boot loader to adversary code. (Citation: Lau 2011)

Volume Boot Record

The MBR passes control of the boot process to the VBR. Similar to the case of MBR, an adversary who has raw access to the boot drive may overwrite the VBR to divert execution during startup to adversary code.

管理者によるコメント

T1067は「Bootkit(ブートキット)」として定義されていた非常に強力かつ高度な永続化手法です。 この手法は、ハードディスクのブートセクタ(起動用領域)やマスターブートレコード(MBR)に悪意のあるコードを書き込み、WindowsなどのOSが起動する「前」の段階でマルウェアを動作させるものです。

1. 概要

この手法で攻撃者は、「OSのセキュリティ機能すら完全に無効化する、究極の隠蔽と永続化」を実現します。

何を実現できるのか

2. 攻撃の流れ

ブートセクタは通常、一般のプログラムからは保護されているため、攻撃者は事前に管理者権限やSYSTEM権限(あるいは専用の脆弱性)を確保した上で実行します。

  1. ターゲット領域の特定:
    ハードディスクの先頭セクタにある MBR(マスターブートレコード) や、各パーティションの VBR(ボリュームブートレコード) の位置を特定します。

  2. コードの書き込み:
    低レベルのディスク書き込みAPIなどを悪用し、正規のブートコードをバックアップしつつ、攻撃者の「第1段階ローダー(マルウェア)」に置き換えます。

  3. 再起動の待機:
    PCが再起動されるのを待ちます(あるいは強制終了などで再起動を誘発します)。

  4. 起動プロセスの横取り:

  5. BIOSがディスクを読み込む際、まず改ざんされたMBRが実行されます。

  6. マルウェアは自身をメモリに展開したあと、正規のOS起動プロセス(bootmgr など)を呼び出します。これにより、OSは「マルウェアがメモリ上に潜伏した状態」で何事もなかったかのように立ち上がります。

3. 防御・対策

OSが起動した後は検知が非常に困難なため、「OS起動前のハードウェア保護」が最大の防御策となります。

4. 重要ポイント

5. 関連する主なCWE

6. 関連する代表的な事例

国家支援型のサイバースパイ活動や、極めて破壊的なサイバー兵器によく見られます。

実務上のアドバイス

もし端末が「青い画面(BSOD)のループから抜け出せない」「起動時に見慣れないメッセージ(Disk Error等)が出る」といった状態になり、OSのクリーンインストールすら失敗する場合、ブートキットによってディスクの根本が汚染されている可能性があります。その場合は、物理ディスク全体の完全なローレベルフォーマット(ワイプ)を行う必要があります。

分析

この攻撃手法を利用する脅威アクター

関連する CVE

攻撃手法 – 脅威アクター Graph


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