CVE-2026-87886 の詳細
CVEの情報
説明:
Local privilege escalation due to insecure file permissions. The following products are affected: Acronis Backup plugin for cPanel & WHM (Linux) before build 1.9.3.1021, Acronis Backup extension for Plesk (Linux) before build 1.8.11.638, Acronis Backup plugin for DirectAdmin (Linux) before build 1.2.3.238.
CVE更新日: 2026-09-17 23:18:53.763000
CVSSバージョン: 3.0
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2026-09-16
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.002330000
EPSS更新日: 2026-10-18 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2026-87886について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2026-87886は、Acronis Backup製品のLinux版プラグインおよび拡張機能に存在する、不適切なファイルパーミッションに起因するローカル権限昇格の脆弱性です。この脆弱性は、すでに標的型攻撃で悪用されていることが確認されており、米サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁(CISA)の既知の悪用された脆弱性(KEV)カタログに追加されています。
1.1 影響
この脆弱性を悪用すると、認証された低権限の攻撃者が、安全でないパーミッション設定を悪用して権限を昇格させ、最終的にはシステム上でより高い特権で任意のコードを実行する可能性があります。特に、ホスティングプロバイダーやマネージドサービスプロバイダー(MSP)の場合、1台のサーバーが侵害されると、多数の下流顧客に影響が及ぶ可能性があります。低い特権のホスティングアカウントへのアクセスが、基盤となるLinuxシステムのより広範な制御へとつながる可能性があります。
1.2 深刻度
この脆弱性は「高 severity」と評価されており、AcronisによるCVSSスコアは7.8です。CVSSv3.1の評価基準では、攻撃経路はローカル(AV:L)、攻撃の複雑さは低(AC:L)、必要な権限は低(PR:L)、ユーザーインタラクションは不要(UI:N)、スコープの変更なし(S:U)、機密性、完全性、可用性への影響はすべて高(C:H/I:H/A:H)とされています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
Acronis Backup製品が動作するLinux環境が影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
以下のAcronis Backup製品のバージョンが影響を受けます:
脆弱性の原因は、影響を受けるAcronis Backup統合における安全でないデフォルトのファイルパーミッションです。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性は、すでに限定的な標的型攻撃で悪用が確認されています。具体的な侵害の兆候(Indicator of Compromise: IoC)は公開情報には明記されていませんが、CISAのKEVカタログへの追加は、組織がこの脆弱性を理論的なソフトウェアの欠陥ではなく、活動中の脅威として扱うべきであることを示唆しています。システム上での不審な権限昇格の試行や、低権限での認証後に発生する異常なアクティビティを監視することが重要です。
4. 推奨対策
4.1 本対策
影響を受けるAcronis製品のセキュリティアップデートを速やかに適用してください。
4.2 暫定回避策(緩和策)
公開情報には、具体的な暫定回避策は明記されていません。ただし、CISAは、リスクベースの脆弱性修復ガイダンスに従って、フォレンジックトリアージ(侵害調査の一環としての初期分析)を実施するよう求めています。
その他に解説すべき観点
参照したサイト