CVE-2026-105133 の詳細
CVEの情報
説明:
A vulnerability was detected in Ahsay AhsayCBS up to 10.3.2. This affects the function checkSysPwd of the file com/ahsay/obs/api/ApiStructsAction.java of the component API. Performing a manipulation of the argument random results in improper authentication. It is possible to initiate the attack remotely. The exploit is now public and may be used. Upgrading to version 10.3.4 is able to mitigate this issue. It is recommended to upgrade the affected component.
CVE更新日: 2026-10-04 07:16:33.087000
CVSSバージョン: 4.0
CVSSスコア: 5.5
KEVの情報
KEV更新日: 2026-10-14
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.008540000
EPSS更新日: 2026-10-18 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: low
Automatable: True
CVE-2026-105133に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
Ahsayが提供するバックアップ管理製品「AhsayCBS」に存在する不適切な認証の脆弱性です。この脆弱性は、
com/ahsay/obs/api/ApiStructsAction.javaファイルのcheckSysPwd関数におけるrandom引数の操作によって、不適切な認証が発生するものです。リモートからの攻撃が可能であり、実際に悪用が確認されています。1.1 影響 攻撃者はこの脆弱性を悪用することで、認証を回避できます。この脆弱性は、別の脆弱性であるCVE-2026-105134(コマンドインジェクションの脆弱性)と連鎖して悪用されることが確認されており、その結果、リモートからのコード実行 (RCE) が可能となります。
実際の攻撃では、Webシェルの設置や仮想通貨マイニングソフト「XMRig」の設置が確認されています。これにより、管理権限の奪取やバックアップ運用基盤の安全性が脅かされる可能性があります。ただし、全ての標的組織でバックアップデータの窃取や改ざんが確認されたわけではないと報告されています。
1.2 深刻度 * CVSSv4.0: 5.5 Medium (NIST/VulDBによる評価) * CVSSv3.1: 7.3 High (CISA KEV登録時の情報、Huntressによる評価はMedium) CISAのKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに登録されており、既知の悪用事例があるため、連邦政府機関は2026年10月17日までに修正が義務付けられています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン バックアップ管理製品「AhsayCBS」が影響を受けます。 具体的には、Ahsay AhsayCBS バージョン10.3.2以前に脆弱性が存在します。また、Huntressの追加調査により、当初修正済みとされていたバージョン10.3.4も影響を受けることが判明しており、バージョン10.3.4以前の製品も影響範囲に含まれるとされています。
2.2 影響を受ける設定 AhsayCBSの管理用Webインターフェースがインターネットから自由にアクセスできる状態になっている環境が特に影響を受けます。
3. 影響を受けた時の兆候
以下の兆候が確認されています。 * JSP形式のWebシェルが設置されている。 * 仮想通貨マイニングソフト「XMRig」が設置されている(例:
edge.exeという名前で設置され、正規のMicrosoft Edge更新サービスに似せたMicrosoftEdgeUpdateSvcサービスが作成される)。 * 通常存在しないプロセス、サービス、またはPowerShellの実行履歴が確認される。 * タスクマネージャーの起動を検知するとマイニングサービスを停止し、閉じると再開するTaskgmr.ps1というPowerShellスクリプトの存在。 * マイニング目的でハードウェアへの低レベルアクセスを得るために、既知の脆弱性を含むドライバーWinRing0x64.sysが投入される。4. 推奨対策
4.1 本対策 * ベンダーであるAhsayから提供される修正版を適用してください。 * Ahsayは2026年10月12日に、AhsayCBS 10系向けに10.3.4.45、7~9系向けに9.15.2.70の追加ホットフィックスを公開しています。これらのホットフィックスを適用することが推奨されます。 * 修正版の適用にあたっては、Ahsayの公式案内と研究者による検証情報を照合した上で実施してください。
4.2 暫定回避策(緩和策) * AhsayCBSの管理用Webインターフェースをインターネットから自由にアクセスできる状態にせず、信頼できる接続元IPアドレス、またはVPN経由に制限してください。 * 修正版が提供されるまでの間は、管理インターフェースへのアクセス制限と、上記の「3. 影響を受けた時の兆候」で挙げた侵害の兆候がないかを確認することが優先事項です。 * パッチ適用後も、侵害の有無を確認するための調査を実施することが重要です。
その他解説すべき観点
CISA Known Exploited Vulnerabilities (KEV) Catalogへの登録 本脆弱性CVE-2026-105133は、米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) Catalogに登録されています。これは、この脆弱性が実際に攻撃で悪用されていることが確認されたことを意味し、米国連邦政府機関には2026年10月17日までにこの脆弱性に対処することが義務付けられています。KEVへの登録は、企業や組織がこの脆弱性に対する対策を早急に講じるべきであることを強く示唆しています。
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