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CVE-2025-57819 の詳細

CVEの情報

説明:
FreePBX is an open-source web-based graphical user interface. FreePBX 15, 16, and 17 endpoints are vulnerable due to insufficiently sanitized user-supplied data allowing unauthenticated access to FreePBX Administrator leading to arbitrary database manipulation and remote code execution. This issue has been patched in endpoint versions 15.0.66, 16.0.89, and 17.0.3.

CVE更新日: 2025-08-28 17:15:36.790000

CVSSバージョン: 4.0

CVSSスコア: 10.0

KEVの情報

KEV更新日: 2025-08-29

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.950240000

EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: low

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2025-57819に関する解説

1. 脆弱性の概要

CVE-2025-57819は、オープンソースのAsterisk PBXシステム向けWebベース管理インターフェースであるSangoma FreePBXに存在する、認証バイパスを伴う重大なSQLインジェクションの脆弱性です。この脆弱性は、FreePBXのエンドポイントにおいてユーザーが提供するデータが適切にサニタイズされていないことに起因します。

攻撃者は認証なしでFreePBX管理者インターフェースにアクセスすることが可能になり、任意のデータベース操作およびリモートコード実行 (RCE) を行うことができます。 この脆弱性は、複数のFreePBXメジャーバージョン(15、16、17)で共通のコードベースコンポーネントに存在していた入力処理の欠陥に起因しています。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、認証されていない攻撃者が完全なシステム侵害を達成する可能性があります。具体的には以下の影響が考えられます。

  • FreePBX管理者への不正アクセス: 認証なしで管理インターフェースにアクセスされ、Web UIの完全な制御を奪われる可能性があります。
  • 任意のデータベース操作: データベースに対してSQLインジェクションを介して、任意のSQLコマンドを実行できます。これにより、機密データベーステーブルの読み書き、管理者パスワードの変更、管理者権限を持つアカウントの作成が可能になります。
  • リモートコード実行 (RCE): 攻撃者は基盤となるシステム上で任意のオペレーティングシステムコマンドを実行できるようになります。これにより、Webシェルやバックドアのデプロイ、永続的なアクセス、SIP資格情報の窃取、電話ルーティングの変更、VoIPサービスの妨害などが可能になります。
  • 完全なシステム侵害の可能性: 攻撃者がルートレベルのアクセス権限を獲得し、ファイアウォールやSSHの信頼関係の変更、永続的なバックドアの埋め込み、プロビジョニングによる電話の制御・無効化など、システムを完全に制御する可能性があります。
  • 機密情報の漏洩: 内部音声通信、SIP資格情報、ボイスメール、通話記録、電話ルーティング、管理者の資格情報などが漏洩する可能性があります。

この脆弱性は、CISAの既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに追加されており、すでに活発な悪用が報告されています。

1.2 深刻度

CVE-2025-57819は、CVSSv3スコアで9.8(Critical)と評価されており、最大の深刻度を示します。 これは、認証やユーザーとのやり取りが不要で、ネットワーク経由で悪用可能であり、機密性、完全性、可用性の全てにおいて深刻な影響があるためです。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

FreePBXはAsterisk PBXシステム上で動作するウェブベースのGUIであるため、特定のOSバージョンではなく、FreePBXのバージョンが影響を受けます。

影響を受けるFreePBXのバージョンは以下の通りです。

  • Sangoma FreePBX バージョン 15 (15.0.66 未満)
  • Sangoma FreePBX バージョン 16 (16.0.89 未満)
  • Sangoma FreePBX バージョン 17 (17.0.3 未満)

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、商用のEndpoint Manager (EPM) モジュールがインストールされており、FreePBXの管理者インターフェースがインターネットに公開されている場合に影響を受けます。 EPMモジュールがインストールされていない場合、またはFreePBX管理者UIが悪意のあるアクセスから保護されている場合は、システムはリスクにさらされません。

3. 影響を受けた時の兆候

以下の兆候は、システムがCVE-2025-57819によって侵害された可能性を示します。

  • FreePBXエンドポイントへの異常なHTTPリクエスト: SQLの特殊文字(単一引用符、二重ダッシュ、UNIONステートメント、またはエンコードされた同等物)を含むHTTPリクエスト。
  • 予期せぬデータベースの変更: 新しい管理者アカウントの追加やユーザー権限の変更など。 特に、ampusersテーブルに予期せぬユーザーが追加されている場合。
  • Webシェルまたは不正なファイルの存在: FreePBXのウェブディレクトリ(例: /var/www/html/)にWebシェルや不正なファイルが存在する。 特に、/var/www/html/.clean.shのような悪意のあるファイル。
  • FreePBXサーバーからの異常な外部接続: 未知の外部ホストへの接続。
  • 認証バイパスや特権昇格活動を示すログエントリ。
  • cron_jobsテーブル内の疑わしいcronジョブ: 攻撃者がこの経路を利用して悪用したことが報告されています。
  • /etc/freepbx.confファイルの最近の変更または不在。
  • ウェブサーバーログにおけるmodular.phpへの疑わしいPOSTリクエスト。
  • Asterisk通話ログにおける内線番号9998への異常な通話。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • FreePBXのバージョンアップ: FreePBXのインストールを、この脆弱性に対処するパッチが適用されたバージョンに直ちにアップグレードしてください。
    • FreePBX 15.0.66 以降
    • FreePBX 16.0.89 以降
    • FreePBX 17.0.3 以降
    • 商用EPMモジュールを使用している場合は、FreePBX 16の場合は16.0.88.19、FreePBX 17の場合は17.0.2.31にアップグレードする必要があります。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • FreePBX管理インターフェースへのネットワークアクセス制限: ファイアウォールルールやVPN要件を使用して、FreePBXの管理インターフェースへのネットワークアクセスを制限します。 信頼できるIPアドレスからのアクセスのみを許可することが推奨されます。
  • FreePBXシステムの侵害兆候の確認と監査: パッチ適用前後にFreePBXシステムを検査し、侵害の兆候がないか確認します。
  • 管理者アカウントの監査: 不正なまたは疑わしい管理者アカウントを監査し、削除します。
  • 脆弱なシステムのオフライン化の検討: パッチを適用できるまで、脆弱なシステムをオフラインにすることを検討してください。
  • 侵入の痕跡(IoC)の調査: 侵害が確認された場合は、インシデントとして扱い、SIPトランクや内線番号のローテーション、バックドアユーザーや改変された設定の確認など、追加の対策を講じる必要があります。

その他解説すべき観点

この脆弱性は「CWE-89: SQLインジェクション」と「CWE-288: 代替パスまたはチャネルを使用した認証バイパス」に分類されます。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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