CVE-2024-5274 の詳細
CVEの情報
説明:
Type Confusion in V8 in Google Chrome prior to 125.0.6422.112 allowed a remote attacker to execute arbitrary code inside a sandbox via a crafted HTML page. (Chromium security severity: High)
CVE更新日: 2024-05-28 15:15:10.443000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.6
KEVの情報
KEV更新日: 2024-05-28
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.074720000
EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2024-5274に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2024-5274は、Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンに存在する型の取り違え(Type Confusion)の脆弱性です。この脆弱性は、プログラムが互換性のないタイプのリソースにアクセスしようとすると発生します。攻撃者は、特別に細工されたHTMLページを被害者に表示させることで、Chromeサンドボックス内で任意のコードを実行する可能性があります。この脆弱性はCWE-843(Access of Resource Using Incompatible Type)として追跡されています。CISAは、この脆弱性を既知の悪用されている脆弱性カタログに追加しており、実際に悪用が確認されています。
1.1 影響
リモートの攻撃者が、細工されたHTMLページを介してChromeサンドボックス内で任意のコードを実行できる可能性があります。これにより、メモリ破損、ランタイム型チェックのバイパス、最終的にはレンダラープロセス内でのコード実行につながる可能性があります。
1.2 深刻度
この脆弱性の深刻度は「高」(High)または「緊急」(Critical)に分類されています。 CVSS v3.1による基本評価値は 8.8 (重要) です。 CVSS v3.1 ベクターは AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:H です。 具体的には、機密性、完全性、可用性への影響はすべて「高」とされています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
Google Chromeの以下のバージョンが影響を受けます。 * WindowsおよびmacOS版: バージョン 125.0.6422.112/.113 未満 * Linux版: バージョン 125.0.6422.112 未満
また、以下のようなChromiumベースのブラウザも影響を受ける可能性があります。 * Microsoft Edge * Brave * Opera * Vivaldi
ダウンストリーム製品としては、Fedora 39 および Fedora 40 も影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
不明。この脆弱性はV8エンジンのコア部分に起因するため、特定のユーザー設定に依存するものではありません。
3. 影響を受けた時の兆候
CVE-2024-5274の悪用による影響を受けた際の兆候として、以下が挙げられます。 * 信頼できないページを読み込む際に、V8または
v8::internalフレームを参照するChromeレンダラープロセスのクラッシュダンプ。 *chrome.exeまたはChrome Helper(Renderer)プロセスによって、シェルやスクリプトインタプリタなどの予期しない子プロセスが生成される。 * Chromeレンダラープロセスから、セカンドステージペイロードを配信する攻撃者インフラへの外部ネットワーク接続。 * エンドポイントの異常に先行して、新しく登録されたドメインへのアクセスを示すブラウザのテレメトリ。4. 推奨対策
4.1 本対策
Google Chromeを以下のバージョンにアップデートしてください。 * WindowsおよびmacOS版: バージョン 125.0.6422.112/.113 以降 * Linux版: バージョン 125.0.6422.112 以降
アップデートは自動で配信されますが、ブラウザの設定から「このChromeについて」を選択することで手動で適用することも可能です。 Microsoft Edge、Brave、Opera、VivaldiなどのChromiumベースのブラウザのユーザーも、利用可能になり次第、修正プログラムを適用することが推奨されます。
4.2 暫定回避策(緩和策)
不明。この種のゼロデイ脆弱性に対する一般的な暫定回避策は、パッチの適用以外には限定的です。
参照したサイト