CVE-2023-28252 の詳細
CVEの情報
説明:
Windows Common Log File System Driver Elevation of Privilege Vulnerability
CVE更新日: 2023-04-11 21:15:25.137000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2023-04-11
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.489730000
EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2023-28252に関する脆弱性調査結果
1. 脆弱性の概要
CVE-2023-28252は、Windows Common Log File System (CLFS) ドライバー (clfs.sys) に存在する特権昇格の脆弱性です。この脆弱性を悪用されると、ローカルの認証された攻撃者がSYSTEM権限でコードを実行できる可能性があります。
この脆弱性は、CLFSドライバーが攻撃者によって操作されたBase Log File (BLF) 構造を解析する際に、ヒープベースのバッファオーバーフローと境界外書き込みの条件が組み合わさることで引き起こされます。これにより、攻撃者はカーネルメモリを破損させ、SYSTEMレベルの特権で任意のコード実行を達成することが可能になります。
2023年4月にMicrosoftがパッチをリリースした時点で、既に悪用が確認されていたゼロデイ脆弱性です。Kasperskyの分析によると、Nokoyawaランサムウェアグループがこの脆弱性を利用してランサムウェアを展開する攻撃が確認されています。
1.1 影響
ローカルの認証された攻撃者が、SYSTEM権限で任意のコードを実行できるようになります。これにより、攻撃者はシステムを完全に制御し、ランサムウェアの展開などを行う可能性があります。
1.2 深刻度
CVSSv3による深刻度は「7.8 (重要)」と評価されています。CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) はこの脆弱性を「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」に追加しており、実環境での活発な悪用が確認されていることを示しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のMicrosoft Windowsのデスクトップおよびサーバーバージョンが影響を受けます。
分析はWindows 11 21H2 (clfs.sysバージョン 10.0.22000.1574) で行われましたが、Windows 10 21H2、Windows 10 22H2、Windows 11 22H2、Windows Server 2022でも動作することが確認されています。
2.2 影響を受ける設定
特定の脆弱な設定は明記されていませんが、Windows共通ログファイルシステムドライバー (clfs.sys) を使用するWindowsシステム全般に影響があります。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性は特権昇格に利用されるため、直接的な「兆候」としてユーザーが認識することは難しい可能性があります。しかし、以下の間接的な兆候が考えられます。
.blfファイルなど) に異常な変更が見られる場合があります。4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftが2023年4月に公開したセキュリティ更新プログラムを適用することが、最も推奨される対策です。
4.2 暫定回避策(緩和策)
ベンダーから提供されている回避策は存在せず、パッチの適用が唯一のサポートされている緩和策です。
しかし、SentinelOneは以下の緩和策を提示しています。
参照したサイト