CVE-2023-27997 の詳細
CVEの情報
説明:
A heap-based buffer overflow vulnerability [CWE-122] in FortiOS version 7.2.4 and below, version 7.0.11 and below, version 6.4.12 and below, version 6.0.16 and below and FortiProxy version 7.2.3 and below, version 7.0.9 and below, version 2.0.12 and below, version 1.2 all versions, version 1.1 all versions SSL-VPN may allow a remote attacker to execute arbitrary code or commands via specifically crafted requests.
CVE更新日: 2023-06-13 09:15:16.613000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2023-06-13
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.856890000
EPSS更新日: 2026-10-20 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2023-27997について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2023-27997は、Fortinet FortiOSおよびFortiProxyデバイスのSSL-VPNウェブポータルに存在する重大なヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性です。これは「XORtigate」とも呼ばれています。 認証前のリモートの攻撃者が、特別に細工されたHTTPリクエストを送信することで、デバイス上で任意のコードまたはコマンドを実行することを可能にします。 この脆弱性は、認証前であるため、多要素認証(MFA)のようなセキュリティ制御をバイパスします。
1.1 影響 成功した場合、攻撃者はデバイス上で最高権限でのリモートコード実行(RCE)を達成できます。 Fortinetデバイスはネットワークの境界に位置することが多いため、これが侵害されると、攻撃者はトラフィックを検査し、VPN接続を復号し、認証情報を盗み出し、内部サーバーに対する攻撃を開始する足がかりを得る可能性があります。 実際に、設定ファイルをダウンロードしたり、不正な管理者アカウント(例:
fortigate-tech-support)を追加したりする悪用事例が確認されています。 データ損失やOSおよびファイル破損の可能性があります。1.2 深刻度 CVSSv3スコアは9.8(Critical)です。 Fortinetは、CVSS Critical PSIRT Advisory(FG-IR-23-097 / CVE-2023-27997)としてこの脆弱性を公開しました。 また、CISAの既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)にも含まれています。
2. 対象となる環境
製品: Fortinet FortiOS、FortiProxy、FortiGate 6000シリーズが影響を受けます。 この脆弱性は、SSL-VPNウェブポータルが有効になっているデバイスに影響します。
2.1 影響を受けるOSバージョン * FortiOS: * 7.2.0から7.2.4まで (アップグレード先: 7.2.5以降) * 7.0.0から7.0.11まで (アップグレード先: 7.0.12以降) * 6.4.0から6.4.12まで (アップグレード先: 6.4.13以降) * 6.2.0から6.2.13まで (アップグレード先: 6.2.14以降) * 6.0.0から6.0.16まで (アップグレード先: 6.0.17以降) * FortiOS-6K7Kシリーズも影響を受けます。 * FortiProxy: * 7.2.0から7.2.3まで (アップグレード先: 7.2.4以降) * 7.0.0から7.0.9まで (アップグレード先: 7.0.10以降) * 2.0.0から2.0.12まで (アップグレード先: 2.0.13以降) * 1.2全バージョン、1.1全バージョン
2.2 影響を受ける設定 SSL-VPN機能が有効になっている場合に影響を受けます。 脆弱性は、
/remote/hostcheck_validateおよび/remote/logincheckエンドポイントがHTTPリクエストを処理する方法に存在します。3. 影響を受けた時の兆候
fortigate-tech-supportなどの不正な管理者アカウントの追加。Last-Modifiedヘッダーの日付が2023年5月/6月以前である場合、パッチが適用されていない可能性があります。diagnose sys fortiguard-service statusなどの組み込みコマンド)を実行して、ファイルシステムの不正な変更を確認できます。4. 推奨対策
4.1 本対策 * ファームウェアのアップグレード: FortiOSまたはFortiProxyを脆弱性のない最新バージョンに直ちにアップグレードしてください。 * FortiOS 7.2.5以降 * FortiOS 7.0.12以降 * FortiOS 6.4.13以降 * FortiOS 6.2.14以降 * FortiOS 6.0.17以降 * FortiProxy 7.2.4以降 * FortiProxy 7.0.10以降 * FortiProxy 2.0.13以降 * 資格情報のリセット: SSL-VPN機能、影響を受けるデバイス、ユーザーアカウント、LDAPバインド資格情報、および事前共有キーに関連するすべての資格情報を侵害されたと仮定してリセットしてください。 * OSおよびAV/IPSの自動更新を有効にしてください。
4.2 暫定回避策(緩和策) * SSL-VPN機能の無効化: 直ちにパッチ適用ができない場合、唯一効果的な回避策はSSL-VPN機能を完全に無効にすることです。 * ファイアウォールルールによるアクセス制限: VPNポータルへのアクセスを信頼できるIP範囲に制限するファイアウォールルールは有用ですが、ポートが攻撃者からアクセス可能なままであれば根本的な脆弱性を解決するものではありません。 * 管理アクセスを外部(インターネットに接続する)インターフェースから無効にしてください。 * FortiOSのハードニングガイドに従い、未使用の機能を無効化し、可能な場合はアウトオブバンドでデバイスを管理することで、攻撃対象領域をさらに縮小できます。
5. 他に解説すべき観点
/remote/hostcheck_validateおよび/remote/logincheckエンドポイント内)を処理する方法に存在します。根本原因は、encパラメータのデコード時に不正確な長さチェックによってトリガーされるヒープベースのバッファオーバーフローです。アプリケーションは入力サイズに基づいてバッファを割り当てますが、長さが8ビット変数に格納される切り捨てエラーによりペイロードの長さを正しく検証できません。 攻撃者は、切り捨てられたチェックには有効に見えるが、実際に割り当てられたバッファサイズを超えるペイロード長を持つリクエストを細工することでこれを悪用できます。これにより、攻撃者はヒープ上で範囲外のデータを書き込むことが可能になります。参照したサイト