CVE-2022-4262 の詳細
CVEの情報
説明:
Type confusion in V8 in Google Chrome prior to 108.0.5359.94 allowed a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page. (Chromium security severity: High)
CVE更新日: 2022-12-02 21:15:12.247000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-12-05
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.235100000
EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2022-4262は、Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンにおけるタイプ混同の脆弱性です。この脆弱性は、すでに悪用が確認されており(in-the-wild exploitation)、速やかな対策が推奨されています。
1. 脆弱性の概要
Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンにタイプ混同の脆弱性(CVE-2022-4262)が存在します。これは、プログラムがポインタ、オブジェクト、変数などのリソースを割り当てまたは初期化する際に、あるタイプのメソッドを使用するにもかかわらず、そのリソースに元のタイプと互換性のない別のメソッドでアクセスすることで発生します。具体的には、JavaScriptパーサーがバイトコードのエイジングにより既存のバイトコードが破棄され、関数が再コンパイルされる際に、不正確なバイトコードが生成されることに起因します。このバグにより、攻撃者は
PropertyCellとFeedbackCellオブジェクトを混同させ、V8ヒープ内でメモリ破損を引き起こすことができました。1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者は細工されたHTMLページを介してヒープ破損を引き起こし、最終的に任意のコード実行(RCE)が可能となる可能性があります。また、ブラウザがクラッシュしたり、ブラウザのセキュリティサンドボックスを回避されたりする可能性もあります。典型的なエクスプロイトは、まず任意の読み書きプリミティブを構築し、それを利用してシェルコード実行を達成します。
1.2 深刻度
CVSS 3.1ベーススコアは8.8であり、深刻度は「高(High)」と評価されています。この脆弱性は、CISA(Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)のKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに登録されており、既に実世界で悪用されていることが確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
本脆弱性は、特定のOSバージョンに限定されず、以下のGoogle ChromeのバージョンおよびChromiumベースのブラウザに影響を与えます。 * Google Chrome for Mac バージョン 108.0.5359.71 およびそれ以前. * Google Chrome for Linux バージョン 108.0.5359.71 およびそれ以前. * Google Chrome for Windows バージョン 108.0.5359.71 およびそれ以前. * Chromiumベースのブラウザ(Microsoft Edge、Operaなど)で、脆弱性のあるV8ビルドを組み込んでいるもの。 * 影響を受けるV8エンジンバージョンを使用する組み込みアプリケーション。
2.2 影響を受ける設定
特定のユーザー設定によって脆弱性の影響が変わるという情報は公開されていません。細工されたHTMLページにアクセスすることで脆弱性がトリガーされる可能性があります。
3. 影響を受けた時の兆候
本脆弱性は任意コード実行を目的とするため、ユーザーが直接認識できる明確な兆候は報告されていません。攻撃が成功した場合、システムが不正に制御される可能性がありますが、ブラウザのクラッシュなどの予期せぬ動作が発生する可能性も考えられます。
4. 推奨対策
4.1 本対策
影響を受けるユーザーは、速やかにGoogle Chromeを以下のバージョン以降にアップデートする必要があります。 * Google Chrome for Mac バージョン 108.0.5359.94 以降. * Google Chrome for Linux バージョン 108.0.5359.94 以降. * Google Chrome for Windows バージョン 108.0.5359.94 以降.
アップデート後には、パッチが適用されたV8バイナリがメモリにロードされるよう、Chromeを再起動してください。その他のChromiumベースのブラウザを使用している場合は、各ベンダーの指示に従ってアップデートを適用してください。
4.2 暫定回避策(緩和策)
本脆弱性には、明確な暫定回避策は公開されていません。既に実世界で悪用が確認されているため、可能な限り速やかに上記の本対策(アップデート)を実施することが強く推奨されます。
その他
参照したサイト