CVE-2022-41082 の詳細
CVEの情報
説明:
Microsoft Exchange Server Remote Code Execution Vulnerability
CVE更新日: 2022-10-03 01:15:08.843000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.0
KEVの情報
KEV更新日: 2022-09-30
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.999700000
EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2022-41082は、Microsoft Exchange Serverにおけるリモートコード実行(RCE)の脆弱性であり、「ProxyNotShell」と呼ばれる攻撃チェーンの一部として知られています。この脆弱性は、認証された攻撃者によって悪用され、影響を受けるExchangeサーバー上で任意のコードが実行される可能性があります。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響 CVE-2022-41082が悪用されると、認証された攻撃者は、脆弱なMicrosoft Exchange ServerのPowerShellバックエンドを介して任意のコードを実行できるようになります。これにより、システム権限でのリモートコード実行が可能となり、サーバーの完全な侵害、データの持ち出し、企業ネットワーク内での横断的な移動につながる可能性があります。この脆弱性は、CISAの「既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)」に掲載されており、実際に攻撃で悪用されていることが確認されています。
1.2 深刻度 この脆弱性の深刻度は「高」であり、CVSSスコアは8.8と評価されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン CVE-2022-41082の影響を受けるのは、以下のオンプレミス版Microsoft Exchange Serverのバージョンです。 * Microsoft Exchange Server 2013 Cumulative Update 23 * Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 22および23 * Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 11および12
Microsoft Exchange Onlineの利用者は、この脆弱性の影響を受けず、特別な対応は不要です。
2.2 影響を受ける設定 この脆弱性は、Microsoft Exchange ServerのPowerShell Remotingインターフェースにおける安全でない逆シリアル化(CWE-502)を利用します。攻撃には、Exchange Serverへの認証されたアクセス(PowerShellへのアクセス権を持つアカウント)が必要です。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性が悪用された場合、以下の兆候が確認されることがあります。 * 感染したサーバー上でのWebシェル(例:.aspxファイル)の展開。Webシェルは通常、
inetpub\wwwroot\aspnet_clientなどのIIS関連ディレクトリに配置されます。 * IISログファイルに、特定の攻撃パターンを示すエントリ(例:.*autodiscover\\.json.*\\@.*Powershell.*を含むリクエスト)が記録される可能性があります。 * IISのワーカープロセスであるw3wp.exeプロセスを通じて、攻撃者が任意のシステムコマンドを実行していることが観察される場合があります。4. 推奨対策
4.1 本対策 Microsoftは、2022年11月8日(米国時間)にCVE-2022-41082に対するセキュリティ更新プログラムをリリースしました。影響を受けるシステムには、速やかにこれらの更新プログラム(KB5019758など)を適用することが強く推奨されます。
4.2 暫定回避策(緩和策) セキュリティ更新プログラムがリリースされる前には、以下の暫定的な緩和策が推奨されていました。現在では、修正プログラムの適用が第一の対策とされています。 * IIS ManagerでのURL Rewriteルールの適用: IIS Managerで、既知の攻撃パターン(
.*autodiscover\\.json.*\\@.*Powershell.*)をブロックするURL Rewriteルールを追加します。これは、Microsoft Exchange Server 2016および2019を対象としたExchange Emergency Mitigation Service (EEMS) を有効にするか、Microsoftが提供した「Exchange On-premises Mitigation Tool v2 (EOMTv2)」スクリプトを実行するか、手動でIISを設定することで実施可能でした。 * リモートPowerShellポートのブロック: リモートPowerShellのポート(HTTP: 5985、HTTPS: 5986)をブロックすることも推奨されていました。他に解説すべき観点
参照したサイト