CVE-2021-45382 の詳細
CVEの情報
説明:
A Remote Command Execution (RCE) vulnerability exists in all series H/W revisions D-link DIR-810L, DIR-820L/LW, DIR-826L, DIR-830L, and DIR-836L routers via the DDNS function in ncc2 binary file. Note: DIR-810L, DIR-820L, DIR-830L, DIR-826L, DIR-836L, all hardware revisions, have reached their End of Life ("EOL") /End of Service Life ("EOS") Life-Cycle and as such this issue will not be patched.
CVE更新日: 2022-02-17 21:15:07.737000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-04-04
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.978360000
EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2021-45382は、D-Link製ルーターに存在する深刻なリモートコード実行の脆弱性です。
1. 脆弱性の概要
D-Link製の複数のルーターに、DDNS機能のncc2バイナリファイルを介したリモートコード実行(RCE)の脆弱性が存在します。攻撃者はこの脆弱性を悪用して、認証なしに遠隔から任意のコードを実行することが可能です。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、認証されていないリモートの攻撃者が影響を受けるルーター上で任意のコードを実行できます。実際に、この脆弱性はMiraiボットネットの亜種(BeastmodeやIZ1H9)を拡散するために悪用され、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を引き起こしています。IZ1H9攻撃では、攻撃者が脆弱性を悪用してIZ1H9ペイロードをデバイスに注入し、別のスクリプトをダウンロードさせる命令を含んでいます。
1.2 深刻度
CVE-2021-45382のCVSSスコアは9.8(緊急)と評価されています。 また、米国のCISA(サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)の「Known Exploited Vulnerabilities(KEV)」カタログに2022年4月4日に追加されており、この脆弱性が実際に悪用されている確かな証拠があることを示しています。 CISAは、連邦政府機関に対し、2022年4月25日までにこの脆弱性への対策を義務付けており、これはCISAが高いリスクと評価していることを意味します。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
特定のオペレーティングシステムのバージョンではなく、D-Link製ルーターのファームウェアに影響があります。
2.2 影響を受ける設定
D-Link DIR-810L、DIR-820L/LW、DIR-826L、DIR-830L、DIR-836Lの全シリーズのハードウェアリビジョンが影響を受けます。この脆弱性は、ncc2バイナリファイル内のDDNS機能を介して存在します。
3. 影響を受けた時の兆候
影響を受けた際の兆候としては、不審なネットワークアクティビティ、異常に高い帯域幅の使用量、またはデバイスがDDoS攻撃に参加しているなどの挙動が挙げられます。特定の攻撃では、攻撃者がIZ1H9ペイロードを注入し、追加のスクリプトをダウンロードさせる指示が含まれます。
4. 推奨対策
4.1 本対策
D-Link DIR-810L、DIR-820L、DIR-830L、DIR-826L、DIR-836Lのルーターは、すべてのハードウェアリビジョンにおいてすでにEnd of Life (EOL) / End of Service Life (EOS) に達しています。そのため、ベンダーによるパッチ提供はありません。 CISAは、影響を受ける製品が使用されている場合は、切断するよう推奨しています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
製品がEOLであるため、主な推奨対策はネットワークからの切断です。ただちに切断できない場合は、次のような一般的なセキュリティ対策を講じることが考えられますが、EOL製品であるため根本的な解決にはなりません。 * 当該製品をファイアウォールの背後に配置し、信頼できないネットワークからのアクセスをブロックする。 * IPフィルター機能を使用して、DDNS機能へのアクセスを適切なIPアドレスに制限する。
その他に解説すべき観点
参照したサイト