Trusted Design

CVE-2021-38649 の詳細

CVEの情報

説明:
Open Management Infrastructure Elevation of Privilege Vulnerability

CVE更新日: 2021-09-15 12:15:15.203000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.0

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.028870000

EPSS更新日: 2026-10-18 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2021-38649に関する脆弱性の調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2021-38649は、Microsoft Azure Automation State Configurationに影響を与えるOpen Management Infrastructure(OMI)における特権昇格の脆弱性です。これは「OMIGOD」と総称される4つの重大な脆弱性群の一つで、他の3つも特権昇格、残りの1つは認証されていないリモートコード実行(CVE-2021-38647)の脆弱性です。

OMIは、UNIXおよびLinuxシステム内で診断監視、ログ分析サービス、自動化機能などのWebベースの管理ツールに対するポータブルなインフラストラクチャバックボーンを提供するオープンソースパッケージです。Microsoft Azureは、Azure仮想マシン(VM)、コンテナ、およびサーバーレスクラウドインスタンス内のUNIXパッケージを管理するためにOMIを使用しています。

1.1 影響

攻撃者はこの脆弱性を悪用して、OMIがインストールされているマシン上で特権を昇格させ、root権限を取得する可能性があります。これにより、影響を受けるシステムを完全に制御される可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v3 スコア: 7.0 (High) (一部の情報源では7.8 (High) とも記載されています。)
  • CVSS ベクター: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
    • AV:L (Attack Vector: Local): 攻撃はローカルアクセスによって実行されます。
    • AC:L (Attack Complexity: Low): 攻撃の複雑さは低いです。
    • PR:L (Privileges Required: Low): 攻撃には低い権限が必要です。
    • UI:N (User Interaction: None): ユーザーの関与は不要です。
    • S:U (Scope: Unchanged): スコープは変更されません。
    • C:H (Confidentiality Impact: High): 機密性への影響は高いです。
    • I:H (Integrity Impact: High): 完全性への影響は高いです。
    • A:H (Availability Impact: High): 可用性への影響は高いです。

この脆弱性はCISAのKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに掲載されており、実際に悪用された実績があることを示しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

特定のLinuxディストリビューションやOSバージョンが個別に挙げられているわけではありませんが、Linux VM上でOMIエージェントを展開しているMicrosoft Azureサービスを使用しているシステムが影響を受けます。

具体的には、2021年8月11日より前にOMIパッケージが作成または更新されたシステムが脆弱である可能性があります。

2.2 影響を受ける設定

OMIパッケージのバージョンが1.6.8.1より古いシステムが脆弱性の影響を受けます。 Microsoft AzureサービスによってOMIエージェントが導入されている環境が影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は特権昇格を可能にするため、直接的な特定の兆候は明確に示されていません。しかし、攻撃者がroot権限を取得した場合、システムへの不正なアクセス、設定変更、マルウェアのインストール、データの窃取など、一般的なシステム侵害の兆候が見られる可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • ベンダーの指示に従ってアップデートを適用してください。
  • Microsoftは2021年9月14日にOMI脆弱性に対するセキュリティパッチを公開しています。
  • 2021年8月11日以降に作成またはOMIパッケージが更新されたシステムには、自動的に修正プログラムが適用されるはずです。
  • OMIパッケージをバージョン1.6.8.1以降にアップグレードしてください。
  • CERT-EUは、可能な限り早期のアップグレードを推奨しています。

4.2 暫定回避策(緩和策)

検索結果からは、具体的な暫定回避策(緩和策)は見つかりませんでした。OMIはAzureサービスに不可欠な要素であるため、OMIエージェントを無効にすることはサービスの機能に影響を与える可能性があります。

参照したサイト

他に解説すべき観点

  • OMIGOD脆弱性群: CVE-2021-38649は、「OMIGOD」と名付けられた、MicrosoftのOpen Management Infrastructure(OMI)に影響を与える一連の重大な脆弱性の一部です。この脆弱性群は、合計で4つの脆弱性(CVE-2021-38645、CVE-2021-38647、CVE-2021-38648、CVE-2021-38649)から構成されています。
  • Active Exploitation: この脆弱性は、CISAのKnown Exploited Vulnerabilities(KEV)カタログに追加されており、実際に攻撃者によって悪用されていることが確認されています。

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る