Trusted Design

CVE-2021-22205 の詳細

CVEの情報

説明:
An issue has been discovered in GitLab CE/EE affecting all versions starting from 11.9. GitLab was not properly validating image files that were passed to a file parser which resulted in a remote command execution.

CVE更新日: 2021-04-23 18:15:08.167000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 10.0

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.997310000

EPSS更新日: 2026-10-20 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2021-22205について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2021-22205は、GitLab Community Edition (CE) および Enterprise Edition (EE) に存在する、認証なしでリモートコード実行 (RCE) が可能な深刻な脆弱性です。この脆弱性は、GitLabがユーザーから提供された画像ファイルを、内部で使用しているファイル解析ツールであるExifToolに渡す際の検証が不適切であったことに起因します。攻撃者は、細工されたファイルを画像ファイルとしてアップロードすることで、GitLabサーバー上で任意のコマンドを実行することが可能となります。

1.1 影響 この脆弱性が悪用された場合、攻撃者は以下のことが可能になります。

  • GitLabサーバー上で任意のコマンドを実行する。
  • gitユーザーとしてコマンドを実行する。
  • ソースコードリポジトリへのアクセスを取得する。
  • 認証情報や機密データを窃取する。
  • マルウェア、クリプトマイナー、またはランサムウェアを展開する。
  • 環境内に永続的なアクセスを確立する。
  • 社内ネットワーク内で横方向に移動する。
  • 単純なファイルアップロード攻撃を通じてサーバー全体が侵害される。

多くの組織がGitLabインスタンスをインターネットに直接公開しているため、この脆弱性は深刻なサプライチェーンおよびインフラストラクチャのセキュリティリスクとなります。また、この脆弱性が悪用されて1Tbpsを超えるDDoS攻撃にGitLabサーバーが悪用された事例も報告されています。

1.2 深刻度 この脆弱性には、CVSSv3スコアが10.0 (Critical) と評価されています。当初は9.9と評価されていましたが、認証なしで悪用可能であることが判明したため、2021年9月21日に10.0に改訂されました。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン 特定のOSバージョンではなく、GitLabの製品バージョンが影響を受けます。 以下のGitLab Community Edition (CE) および Enterprise Edition (EE) のバージョンが影響を受けます。 * 11.9以降のすべてのバージョンで、以下のバージョンより前: * 13.8.8 * 13.9.6 * 13.10.3

2.2 影響を受ける設定 本脆弱性は、GitLabがアップロードされた画像ファイルを処理し、メタデータを抽出・サニタイズするためにExifToolを使用する際の不適切な入力検証に起因します。特に、ExifTool自体に存在するDjVuファイルの処理に関する脆弱性(CVE-2021-22204)が悪用されます。GitLabがファイル拡張子を誤って信頼し、十分な検証を行わずにアップロードされたファイルをExifToolに渡すことで、攻撃者は悪意のあるDjVuペイロードを画像ファイルに偽装し、コマンドを実行させることが可能になります。 脆弱性は、GitLab Workhorseがjpg|jpeg|tiffなどの拡張子を持つファイルをExifToolに渡し、メタデータを除去する際に発生します。

3. 影響を受けた時の兆候

  • 不審なユーザーアカウントが管理者権限で作成され、ユーザー名がランダムな文字列になっている。
  • パッチが適用されていないバージョンでは、HTTP 422レスポンスと「The change you requested was rejected.」というテキストが返される可能性があります。
  • システムログやアップロードアクティビティの監視が推奨されます。
  • 2021年6月または7月以降、この脆弱性が活発に悪用されていることが報告されています。

4. 推奨対策

4.1 本対策 GitLab CE/EEを、以下のパッチが適用されたバージョンに直ちにアップグレードしてください。 * GitLab 13.10.3 以降 * GitLab 13.9.6 以降 * GitLab 13.8.8 以降

修正には、アップロードされた画像ファイルの適切な検証、バンドルされているExifToolを脆弱性のないバージョンへの更新、および追加の入力サニタイズが含まれます。

4.2 暫定回避策(緩和策) * 理想的には、GitLabをインターネットに直接公開するべきではありません。 * インターネットからのアクセスが必要な場合は、VPNの背後に配置することを検討してください。 * 可能な場合は、GitLabへの公開アクセスを制限してください。 * 不要なユーザー登録を無効化してください。 * DjVuファイルを扱う必要がない場合は、サーバーレベルでDjVuファイルのアップロードをブロックすることも検討できます。

5. 他に解説すべき観点

  • 既知の悪用された脆弱性 (Known Exploited Vulnerabilities - KEV): この脆弱性は、CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに追加されており、実際に悪用されていることが確認されています。
  • 公開されているエクスプロイト: 脆弱性の詳細が公開された後、セキュリティ研究者や脅威アクターによって機能するエクスプロイトコードが迅速に開発され、複数のレポートでインターネットに公開されたGitLabインスタンスに対する広範なスキャンと悪用の試みが記録されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る