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CVE-2020-7961 の詳細

CVEの情報

説明:
Deserialization of Untrusted Data in Liferay Portal prior to 7.2.1 CE GA2 allows remote attackers to execute arbitrary code via JSON web services (JSONWS).

CVE更新日: 2020-03-20 19:15:12.737000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.999050000

EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2020-7961は、Liferay PortalのJSON Web Services (JSONWS) における深刻なデシリアライゼーションの脆弱性です。

1. 脆弱性の概要

CVE-2020-7961は、Liferay PortalのJSON Web Services (JSONWS) の実装における安全でないデシリアライゼーションの脆弱性です。これは、Liferay PortalがJSONWS APIエンドポイントを介してJavaオブジェクトのデシリアライゼーションを処理する方法に問題があるために発生します。

この脆弱性は、認証されていないリモートの攻撃者が、信頼できないデータのデシリアライゼーションを悪用して任意のコードを実行することを可能にします。 この脆弱性はCISAの既知の悪用されている脆弱性カタログにも記載されており、実際に悪用されていることが確認されています。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、認証されていない攻撃者がユーザーとの対話なしにリモートコード実行 (RCE) を達成でき、Liferayサーバーが完全に制御される可能性があります。 これにより、機密情報の窃取、ランサムウェアのインストール、または内部ネットワークへの侵入といった深刻な影響が生じるリスクがあります。 また、システムデータの不正な変更やシステムの可用性への影響も考えられます。

1.2 深刻度

CVE-2020-7961のCVSSv3.1基本スコアは9.8(緊急)と評価されています。 CVSS Vectorは以下の通りです。 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H (攻撃経路: ネットワーク, 攻撃の複雑さ: 低, 必要な特権レベル: なし, ユーザー対話: なし, スコープ: 変更なし, 機密性への影響: 高, 完全性への影響: 高, 可用性への影響: 高)

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

特定のOSバージョンは記載されていませんが、以下のLiferay Portalのバージョンが影響を受けます。

  • Liferay Portal Community Edition 7.2.1 CE GA2より前のバージョン
  • Liferay Portal 7.2.0 およびそれ以前のバージョン
  • Liferay Portal 6.1, 6.2, 7.0, 7.1, 7.2 (Code Whiteの報告による)

2.2 影響を受ける設定

JSONWSエンドポイントが公開されているLiferay Portalのインスタンスが影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

以下のような兆候が見られる場合があります。

  • シリアル化されたJavaオブジェクトを含む/api/jsonws/*エンドポイントへの異常なリクエストや不正な形式のリクエスト。
  • LiferayのJava/Tomcatプロセスから、シェル実行やリバースシェル接続などの疑わしいプロセスが生成される。
  • Liferayアプリケーションサーバーから、認識されていない外部ホストへのネットワーク接続が確認される。
  • リクエストペイロード内に、既知のJavaデシリアライゼーションガジェットチェーンのシグネチャが存在する。
  • JSONWS APIのアクセスログに、異常なリクエストパターンや過大なペイロードが見られる。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Liferay Portalをバージョン7.2.1 CE GA2以降に直ちにアップグレードしてください。
    • Liferay Portal 7.2.0には直接のパッチがないため、Liferay Portal 7.2 CE GA2 (7.2.1) 以降へのアップグレードが必要です。
    • Liferay Portal 7.1の場合、Liferay Portal 7.1 GA4 (7.1.3) のソースパッチがGitHubで提供されています。
    • Liferay Portal 7.0の場合、Liferay Portal 7.0 GA7 (7.0.6) のソースパッチがGitHubで提供されています。
    • Liferay Portal 6.2の場合、Liferay Portal 6.2 GA6 (6.2.5) のソースパッチがGitHubで提供されています。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • JSONWSエンドポイントを無効にするか、アクセスを制限してください。
    • 具体的には、portal.property jsonws.servlet.hosts.allowed=Not/Available を設定することでJSONWSを無効にできます。
  • 脆弱なLiferayインスタンスの露出を制限するために、ネットワークセグメンテーションを実装してください。
  • Web Application Firewall (WAF) を導入し、HTTPリクエスト内のJavaデシリアライゼーション攻撃パターンを検出およびブロックするルールを設定してください。
  • ランタイムアプリケーション自己保護 (RASP) を実装して、デシリアライゼーション攻撃を検出してください。
  • 既知のデシリアライゼーション悪用技術のシグネチャを持つネットワーク侵入検知システム (IDS) を利用してください。

他に解説すべき観点

  • この脆弱性は、Code WhiteのMarkus Wulftange氏によって発見されました。
  • CVE-2020-7961を悪用するMetasploitモジュールが存在し、PoC (Proof of Concept) コードも公開されています。
  • 2021年1月には、「FreakOut」攻撃キャンペーンでCVE-2020-7961が悪用され、IRCボットネットマルウェアを感染させていたと報告されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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