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CVE-2020-0787 の詳細

CVEの情報

説明:
An elevation of privilege vulnerability exists when the Windows Background Intelligent Transfer Service (BITS) improperly handles symbolic links, aka 'Windows Background Intelligent Transfer Service Elevation of Privilege Vulnerability'.

CVE更新日: 2020-03-12 16:15:15.203000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-01-28

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.425240000

EPSS更新日: 2026-10-18 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2020-0787に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。


1. 脆弱性の概要

CVE-2020-0787は、Windows Background Intelligent Transfer Service (BITS) における特権昇格の脆弱性です。この脆弱性は、BITSがシンボリックリンクを不適切に処理することに起因し、ローカルの攻撃者が特権プロセスによって実行されるファイルシステム操作を操作することを可能にします。また、「任意のファイル移動」の脆弱性としても説明されており、未公開のRPC関数QueryNewJobInterface()内に隠されていました。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、攻撃者はSYSTEMレベルの権限を取得できます。認証されたローカル攻撃者は、BITSのシンボリックリンク処理を悪用して、NT AUTHORITY\SYSTEMとして任意のファイルを上書きし、完全なローカル特権昇格を達成することが可能です。この脆弱性は、CWE-59: Improper Link Resolution Before File Access に分類されています。

1.2 深刻度

CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、CVE-2020-0787を既知の悪用された脆弱性カタログに追加しており、実際に悪用されていることが確認されています。SentinelOneは、この脆弱性を「Critical Impact (致命的な影響)」と評価しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

公開時点で、ほぼすべてのサポート対象のWindowsクライアントおよびサーバーバージョンが影響を受けました。具体的には以下のバージョンが含まれます。

  • Microsoft Windows 7 SP1
  • Windows 8.1
  • Windows RT 8.1
  • Microsoft Windows 10 (バージョン 1507, 1607, 1709, 1803, 1809, 1903, 1909)
  • Microsoft Windows Server 2008 SP2
  • Windows Server 2008 R2 SP1
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server バージョン 1803, 1903, 1909

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、Windows Background Intelligent Transfer Service (BITS) の機能に存在します。BITSはWindowsでデフォルトで有効になっているため、特定の追加設定が脆弱性の前提条件となるわけではありません。BITSによるシンボリックリンクの不適切な処理が根本的な問題です。

3. 影響を受けた時の兆候

悪用の兆候としては、「BITSサービスをホストするsvchost.exeと関連付けられたタイムスタンプを持つC:\Windows\System32\またはサービスバイナリパス下のファイルの変更」が挙げられます。攻撃は、例えばC:\Windows\System32\WindowsCoreDeviceInfo.dllなどのシステムファイルを悪意のあるDLLで上書きすることを含みます。したがって、特権サービスによってロードされるシステムファイルに対する予期せぬ変更は、悪用の兆候となり得ます。

4. 推奨対策

4.1 本対策

2020年3月にリリースされたMicrosoftのセキュリティ更新プログラムを適用してください。Microsoftは2020年3月10日のセキュリティ更新プログラムでCVE-2020-0787に対処しました。この修正プログラムは、BITSが特権ファイル操作を実行する前に、呼び出し元を適切に偽装し、パス解決を検証するように変更します。各Windowsビルドに対応するKB記事については、Microsoft Security Response Centerのアドバイザリを参照してください。Microsoft Update、Windows Update、またはMicrosoft Updateカタログを通じて更新プログラムを適用することが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

この脆弱性に対する公式な暫定回避策は、公開されている情報からは明確には示されていません。特権サービスにおけるローカル特権昇格の性質上、大幅なシステムへの影響なしに適用できる単純な回避策は存在しないと考えられます。


追加の解説すべき観点

  • 発見者: この脆弱性はitm4nによって発見されました。
  • 悪用メカニズム: 悪用は、BITSジョブを作成し、BITSが作成した一時ファイルにOplockを設定した後、マウントポイントをオブジェクトディレクトリに切り替え、シンボリックリンクを使用してBITSのファイル操作を任意のシステムファイルにリダイレクトし、SYSTEM権限で任意のファイルを移動・上書きするというものです。これにより、通常は特権サービスが後でロードするDLLを上書きすることが含まれます。
  • CISAの既知の悪用された脆弱性カタログ: このCVEはCISAのカタログに掲載されており、実際に悪用されているため、迅速な対応が求められます。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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