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CVE-2019-13272 の詳細

CVEの情報

説明:
In the Linux kernel before 5.1.17, ptrace_link in kernel/ptrace.c mishandles the recording of the credentials of a process that wants to create a ptrace relationship, which allows local users to obtain root access by leveraging certain scenarios with a parent-child process relationship, where a parent drops privileges and calls execve (potentially allowing control by an attacker). One contributing factor is an object lifetime issue (which can also cause a panic). Another contributing factor is incorrect marking of a ptrace relationship as privileged, which is exploitable through (for example) Polkit's pkexec helper with PTRACE_TRACEME. NOTE: SELinux deny_ptrace might be a usable workaround in some environments.

CVE更新日: 2019-07-17 13:15:10.687000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-12-10

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.521990000

EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2019-13272に関する脆弱性の調査結果を以下にまとめます。

1. 脆弱性の概要

LinuxカーネルのPTRACE_TRACEME機能、特にkernel/ptrace.c内のptrace_linkにおける不適切な権限管理の欠陥です。この脆弱性は、ptrace関係を確立しようとするプロセスの認証情報の記録を誤って処理します。

この欠陥は、ローカルの非特権ユーザーがシステム上で自身の権限を昇格させるか、またはサービス拒否(カーネルクラッシュ)を引き起こす可能性があります。 攻撃は、親プロセスが権限を放棄し、execveを呼び出す特定のシナリオを悪用することで、攻撃者に制御を奪われる可能性があります。

この脆弱性の原因として、オブジェクトのライフタイムの問題が挙げられ、これがカーネルパニックを引き起こす可能性もあります。 また、ptrace関係が不適切に特権付きとしてマークされることも一因であり、PolkitのpkexecヘルパーとPTRACE_TRACEMEを介して悪用される可能性があります。

1.1 影響 ローカルの非特権ユーザーがrootアクセス権限を取得するか、システムのサービス拒否(カーネルクラッシュ)を引き起こす可能性があります。 この脆弱性は、CISAの既知の悪用された脆弱性(KEV)カタログに掲載されており、実環境で悪用が確認されています。

1.2 深刻度 CVSS v3スコアは7.8で、「High(高)」と評価されています。 Red Hat社は「Important(重要)」と評価しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン Linuxカーネルのバージョン5.1.17より前のバージョンが影響を受けます。

具体的に影響が言及されているRed Hat製品は以下の通りです。 * Red Hat Enterprise Linux 7-alt * Red Hat Enterprise Linux 8 * Red Hat Atomic Host * OpenShift Container Platform 4 (RHEL CoreOS)

また、Ubuntu、Parrot OS、Kali、RHEL、Debian、Fedora、Manjaro、Mageia、Antergos、SparkyLinux、Devuan、ElementaryOS、MX、Redcore、Xubuntu、Linux Mintの、主に4.xおよび初期の5.x系カーネルバージョンで悪用がテストされています。

2.2 影響を受ける設定 KubernetesおよびOpenShift 4クラスター内の非特権コンテナで、デフォルトでseccompフィルタリングを使用せず、ptrace()システムコールを使用できるものが、権限昇格の脆弱性の影響を受けます。 seccompフィルタリングが適用されている場合でも、非特権コンテナはホストシステム上でサービス拒否(カーネルクラッシュ)を引き起こす可能性があります。

3. 影響を受けた時の兆候

現時点では、このエクスプロイトがシステム上で正常に実行されたかどうかを確実に検出する方法はなく、エクスプロイトは証拠を残しません。

ただし、以下の兆候についてログを監視することが推奨されます。 * 親プロセスが特権を放棄する異常な親子プロセス関係。 * 不正なアクセス試行または特権昇格を示すログ。 * 疑わしいコンテキストでのexecveシステムコールの実行の監視。

4. 推奨対策

4.1 本対策 * Linuxカーネルをバージョン5.1.17以降にアップデートしてください。 * ベンダーの指示に従ってパッチを適用してください。

4.2 暫定回避策(緩和策) * SELinuxのdeny_ptraceを有効にする: SELinuxを「Enforcing」モードで有効にし、deny_ptraceブール値をonに設定することで、ptraceを拒否するように構成できます。これにより、すべてのプロセスが他のプロセスに対してptrace()を使用できなくなります。 * コマンド例: setsebool -P deny_ptrace on * 確認コマンド例: getsebool deny_ptrace (結果がdeny_ptrace --> onとなることを確認) * 注意点: ptraceに依存するツール(デバッガー、システムコールトレーサー、リバースエンジニアリングツールなど)は、正しく機能しなくなる可能性があります。これはシステム全体の緩和策です。 * ptrace機能の無効化によるパフォーマンスへの影響は知られていません。 * PTRACE_TRACEMEシステムコールの使用を制限し、権限昇格のリスクを最小限に抑えることを検討してください。 * パッチが適用されるまで、信頼できないシステムを高度にセキュアなシステムから隔離してください。

参照サイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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