CVE-2018-8581 の詳細
CVEの情報
説明:
An elevation of privilege vulnerability exists in Microsoft Exchange Server, aka "Microsoft Exchange Server Elevation of Privilege Vulnerability." This affects Microsoft Exchange Server.
CVE更新日: 2018-11-14 01:29:01.927000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.4
KEVの情報
KEV更新日: 2022-03-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.273550000
EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2018-8581は、Microsoft Exchange Serverに存在する特権昇格の脆弱性です。以下にその詳細を解説します。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響
この脆弱性は、認証された攻撃者がExchange Server上の他のユーザーになりすまし、そのユーザーの権限を取得することを可能にします。これにより、攻撃者は標的ユーザーのメールボックスを乗っ取ったり、メール転送ルールを追加して受信メールを傍受したりするなどの行為が可能になります。ドメイン管理者を含む任意のユーザーを偽装できるため、重大な影響を及ぼす可能性があります。この脆弱性は、Server-Side Request Forgery(SSRF)と組み合わせることで悪用されます。
1.2 深刻度
この脆弱性のCVSSv3.1基本スコアは7.4で、「高」 severityに分類されています。米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は、このCVEを「既知の悪用された脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)」に追加しており、実際に悪用された実績があることを示しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は以下のMicrosoft Exchange Serverバージョンに影響を与えます: * Microsoft Exchange Server 2010 * Microsoft Exchange Server 2013 * Microsoft Exchange Server 2016 * Microsoft Exchange Server 2019
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、ExchangeがプッシュサブスクリプションのURLを任意のユーザーに指定させ、そのURLに通知を送信するという設計上の特性に起因します。また、Exchange Serverが接続に
CredentialCache.DefaultCredentialsを使用することや、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\DisableLoopbackCheckレジストリキーが1に設定されている場合に悪用が容易になる可能性があります。3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性が直接悪用された際の具体的な兆候(例: 特定のイベントログエントリ、パフォーマンスの異常など)は明確に記載されていません。ただし、攻撃が成功した場合、標的ユーザーのメールボックスに不審な委任設定や転送ルールが追加されたり、攻撃者の管理するメールアドレスへメールが転送されたりするなどの兆候が見られる可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftから提供されているセキュリティ更新プログラムを適用することが、最も推奨される対策です。対象のExchange Serverバージョンに対応する最新の累積更新プログラム(CU)やセキュリティ更新プログラムを適用してください。公式のパッチ情報については、Microsoft Security Response Center (MSRC)のCVE-2018-8581アドバイザリを参照してください。
4.2 暫定回避策(緩和策)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\DisableLoopbackCheckレジストリ値が設定されている場合は、削除を検討してください。ただし、この変更が環境に与える影響を十分に評価する必要があります。BackConnectionHostnameの設定を行うか、Internet Information Services (IIS) のバインディングで適切なポート(例: 443の代わりに444)を使用するよう設定を確認してください。他に解説すべき観点
参照したサイト