CVE-2018-7445 の詳細
CVEの情報
説明:
A buffer overflow was found in the MikroTik RouterOS SMB service when processing NetBIOS session request messages. Remote attackers with access to the service can exploit this vulnerability and gain code execution on the system. The overflow occurs before authentication takes place, so it is possible for an unauthenticated remote attacker to exploit it. All architectures and all devices running RouterOS before versions 6.41.3/6.42rc27 are vulnerable.
CVE更新日: 2018-03-19 21:29:01.083000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-09-08
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.608090000
EPSS更新日: 2026-10-20 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2018-7445について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2018-7445は、MikroTik RouterOSのSMBサービスにおけるバッファオーバーフローの脆弱性です。この脆弱性は、NetBIOSセッション要求メッセージの処理時に発生します。認証前に発生するため、認証されていないリモート攻撃者がこの脆弱性を悪用し、システム上で任意のコードを実行することが可能です。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者はシステム上でコード実行権限を獲得できます。これにより、機密性、完全性、可用性に影響を及ぼし、対象システムが完全に侵害される可能性があります。攻撃者は、暗号通貨マイニングスクリプトをユーザーがアクセスするウェブページに注入したり、DNSをリダイレクトしたりする可能性があります。
1.2 深刻度
CVE-2018-7445は「緊急(Critical)」と評価されており、CVSS v3.1ベーススコアは9.8です。この脆弱性は、CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログにも含まれており、実際に悪用されていることが確認されています。攻撃の複雑度は低く、特別な権限やユーザー操作は不要であるため、攻撃が成功する可能性が高まります。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
MikroTik RouterOSのバージョン6.41.3および6.42rc27より前のすべてのアーキテクチャとデバイスがこの脆弱性の影響を受けます。具体的に影響を受ける可能性がある古いバージョンには、MikroTik RouterOS 2.9.40から2.9.51、3.0から3.13、3.2、4.0、5.0、5.15、5.25、5.26、6.2、6.3などが挙げられます。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、MikroTik RouterOSのSMBサービスに存在します。脆弱なバイナリはスタックカナリアでコンパイルされておらず、ヒープベースもランダム化されていなかったため、悪用が容易でした。SMBサービスがデフォルトで有効になっていない場合、他の攻撃者によって見過ごされる可能性があったとされています。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性が悪用されると、システムが完全に侵害され、データ漏洩、サービスの中断、ネットワークリソースのさらなる侵害につながる可能性があります。また、ウェブページへの暗号通貨マイニングスクリプトの注入やDNSリダイレクトなどの兆候が見られる場合があります。ただし、特定のシステムログやエラーメッセージなど、直接的な「兆候」については、公開情報では詳細に言及されていません。
4. 推奨対策
4.1 本対策
MikroTikが提供する最新のパッチとアップデートを適用することが最も重要です。具体的には、RouterOSをバージョン6.41.3以降にアップグレードすることが強く推奨されます。
4.2 暫定回避策(緩和策)
直ちにアップデートを適用できない場合、MikroTikはSMBサービスを無効にすることを回避策として推奨しています。一般的な脆弱性管理の観点から、OSを最新の状態に保ち、自身のシステムがこの脆弱性の影響を受けるかどうかを評価することも重要です。
参照したサイト