CVE-2017-5070 の詳細
CVEの情報
説明:
Type confusion in V8 in Google Chrome prior to 59.0.3071.86 for Linux, Windows, and Mac, and 59.0.3071.92 for Android, allowed a remote attacker to execute arbitrary code inside a sandbox via a crafted HTML page.
CVE更新日: 2017-10-27 05:29:00.847000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-06-08
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.320710000
EPSS更新日: 2026-10-20 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2017-5070に関する脆弱性調査結果は以下の通りです。
1. 脆弱性の概要
CVE-2017-5070は、Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンにおけるタイプ混同 (Type Confusion) の脆弱性です。細工されたHTMLページを介してリモートの攻撃者がサンドボックス内で任意のコードを実行することを可能にします。この問題は、V8エンジンのJITコンパイラであるTurboFanモジュールにおける、配列とオブジェクトの特定の操作を処理する際のデータ型の誤った推測に起因します。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者はサンドボックス内で任意のコードを実行できます。攻撃者はJavaScriptのセキュリティメカニズムを迂回し、サンドボックス内の任意のメモリ領域への読み書きアクセスを取得し、最終的に任意のコードを実行することが可能になります。
1.2 深刻度
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のバージョンのGoogle Chromeが影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、Google ChromeおよびChromiumをベースとする他のウェブブラウザに影響を及ぼします。V8 JavaScriptエンジンのTurboFan JITコンパイラに存在するタイプ混同の欠陥が根本原因です。
3. 影響を受けた時の兆候
具体的なユーザーが直接的に観測できる兆候(例:システムが遅くなる、エラーメッセージが表示されるなど)は、公開情報からは明確に記載されていません。しかし、任意のコード実行が可能となる性質上、攻撃者はユーザーに気づかれることなく悪意のある活動を実行する可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
影響を受けるソフトウェアを修正済みのバージョンにアップデートすることが唯一かつ最も重要な対策です。
src/compiler/typer.ccファイルに修正コミットを含むバージョン5.8.283.38)に更新し、プロジェクトを再コンパイルする必要があります。4.2 暫定回避策(緩和策)
即座のブラウザアップデートが最も主要な対策とされています。一時的な回避策や緩和策として、特定のブラウザ設定変更など、脆弱性の悪用を完全に防ぐ具体的な代替手段については、公開情報に明確な記載はありません。
他に解説すべき観点
参照したサイト