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CVE-2017-0147 の詳細

CVEの情報

説明:
The SMBv1 server in Microsoft Windows Vista SP2; Windows Server 2008 SP2 and R2 SP1; Windows 7 SP1; Windows 8.1; Windows Server 2012 Gold and R2; Windows RT 8.1; and Windows 10 Gold, 1511, and 1607; and Windows Server 2016 allows remote attackers to obtain sensitive information from process memory via a crafted packets, aka "Windows SMB Information Disclosure Vulnerability."

CVE更新日: 2017-03-17 00:59:04.087000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.5

KEVの情報

KEV更新日: 2022-05-24

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.996930000

EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2017-0147について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2017-0147は、Microsoft WindowsのSMBv1 (Server Message Block 1.0) サーバーに存在する情報漏えいの脆弱性です。この脆弱性は、「Windows SMB Information Disclosure Vulnerability」とも呼ばれます。細工されたパケットをSMBv1サーバーに送信することで、リモートの攻撃者がプロセスメモリから機密情報を取得する可能性があります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、認証されていないネットワーク上の攻撃者がSMBサーバープロセスのメモリから機密情報を読み取ることができ、認証情報や暗号化キーなどの機密データが漏えいする可能性があります。 この脆弱性は、"EternalBlue" エクスプロイトスイートの一部であり、WannaCryランサムウェアなどのマルウェアの拡散に利用されました。

1.2 深刻度

  • NVD (NIST National Vulnerability Database) および Feedly のCVSS v3.1評価では、Base Score 7.5 (High) とされています。
    • 攻撃元区分 (Attack Vector): ネットワーク (Network)
    • 攻撃複雑度 (Attack Complexity): 低 (Low)
    • 必要な特権 (Privileges Required): 不要 (None)
    • ユーザーインタラクション (User Interaction): 不要 (None)
    • 機密性への影響 (Confidentiality Impact): 高 (High)
    • 完全性への影響 (Integrity Impact): なし (None)
    • 可用性への影響 (Availability Impact): なし (None)
  • GitHub Advisory Database のCVSS v3評価では、5.9 (Moderate) と評価されています。
    • 攻撃元区分 (Attack Vector): ネットワーク (Network)
    • 攻撃複雑度 (Attack Complexity): 高 (High)
    • 必要な特権 (Privileges Required): 不要 (None)
    • ユーザーインタラクション (User Interaction): 不要 (None)
    • 機密性への影響 (Confidentiality Impact): 高 (High)
    • 完全性への影響 (Integrity Impact): なし (None)
    • 可用性への影響 (Availability Impact): なし (None)

攻撃複雑度が「低」か「高」かで深刻度の評価が異なりますが、NVDとFeedlyでは「低」とされており、より悪用が容易であると見なされています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のMicrosoft WindowsのバージョンがSMBv1サーバーを介して影響を受けます。 * Windows Vista SP2 * Windows Server 2008 SP2 および R2 SP1 * Windows 7 SP1 * Windows 8.1 * Windows Server 2012 Gold および R2 * Windows RT 8.1 * Windows 10 Gold, 1511, および 1607 * Windows Server 2016

また、EternalBlueの文脈ではWindows XPも含まれることがあります。

2.2 影響を受ける設定

主にSMBv1が有効になっているシステムが影響を受けます。Windows 10でのこの脆弱性の悪用には、匿名アクセスが可能な共有設定が必要となる場合があります。

3. 影響を受けた時の兆候

CVE-2017-0147による直接的なプロセスメモリからの情報漏えいの兆候は、システム管理者にとって直接的に確認することは困難です。しかし、この脆弱性は、WannaCryランサムウェアなどの他のマルウェアがネットワーク内で自己増殖するための初期侵入経路として利用されることが多いため、以下のようなマルウェア感染の兆候が見られる場合があります。

  • システムパフォーマンスの低下
  • 不審なネットワークトラフィックの増加
  • ファイルが暗号化され、身代金要求のメッセージが表示される(WannaCryの場合)
  • 既知のマルウェア対策ソフトウェアによる警告または検出

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • セキュリティアップデートの適用: Microsoftが公開したセキュリティアップデート(MS17-010)を、影響を受けるOSバージョンに適用してください。 これらの更新プログラムは、SMBv1が特別に細工された要求を処理する方法を修正します。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • SMBv1の無効化: SMBv1が不要な場合は、無効化を検討してください。SMBv2以降のバージョンはこの脆弱性の影響を受けません。
  • SMBポートへのネットワークアクセス制限: ファイアウォールを使用して、SMBポート(TCP 139および445)へのネットワークアクセスを制限してください。

5. 他に解説すべき観点

  • EternalBlueとの関連: CVE-2017-0147は、米国家安全保障局(NSA)によって開発されたとされる"EternalBlue"というエクスプロイトスイートの一部である「EternalRomance」という脆弱性として知られています。
  • WannaCryランサムウェアとの関連: 2017年5月に世界中で大流行したWannaCryランサムウェアは、主に"EternalBlue"エクスプロイトを利用して拡散し、未パッチのWindowsシステムを標的にしました。
  • CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalogへの追加: この脆弱性は、CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」(既知の悪用された脆弱性カタログ)に追加されており、実際に悪用されていることが確認されています。 連邦政府機関は、2022年6月14日までにこの脆弱性への対策を完了するよう義務付けられていました。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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