CVE-2017-0005 の詳細
CVEの情報
説明:
The Graphics Device Interface (GDI) in Microsoft Windows Vista SP2; Windows Server 2008 SP2 and R2 SP1; Windows 7 SP1; Windows 8.1; Windows Server 2012 Gold and R2; Windows RT 8.1; and Windows 10 Gold, 1511, and 1607 allows local users to gain privileges via a crafted application, aka "Windows GDI Elevation of Privilege Vulnerability." This vulnerability is different from those described in CVE-2017-0001, CVE-2017-0025, and CVE-2017-0047.
CVE更新日: 2017-03-17 00:59:00.197000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-05-24
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.110220000
EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2017-0005の詳細解説
1. 脆弱性の概要
CVE-2017-0005は、「Windows GDI (Graphics Device Interface) の特権の昇格の脆弱性」として知られています。この脆弱性は、Microsoft WindowsのGDIコンポーネントがメモリ内のオブジェクトを不適切に処理することに起因します。攻撃者は、特別に細工されたアプリケーションをローカルで実行することで、SYSTEMレベルの特権を取得する可能性があります。
具体的には、GDIコンポーネントにおける
PALETTE機能ポインタの破損が悪用され、シェルコードを実行してトークンをスワップし、SYSTEMレベルの権限を得る手法が使われることがあります。1.1. 影響 この脆弱性が悪用された場合、ローカルユーザーがシステム上で特権を昇格させることが可能になります。これにより、攻撃者は以下のことが可能になります。
1.2. 深刻度 CVE-2017-0005の深刻度は、CVSS v3.1スコアで「7.8」(High - 重要)と評価されています。 * 攻撃元区分 (AV): ローカル (L) * 攻撃条件の複雑さ (AC): 低 (L) * 攻撃に必要な特権レベル (PR): 低 (L) * 利用者の関与 (UI): 不要 (N) * 影響の想定範囲 (S): 変更なし (U) * 機密性への影響 (C): 高 (H) * 完全性への影響 (I): 高 (H) * 可用性への影響 (A): 高 (H)
2. 対象となる環境
2.1. 影響を受けるOSバージョン この脆弱性は、以下のMicrosoft Windowsのバージョンに影響を与えます。
特定の攻撃では、64ビット版のWindows 7および8をターゲットにしていることが確認されています。
2.2. 影響を受ける設定 特定の「影響を受ける設定」についての具体的な記述は見当たりませんでした。この脆弱性は、GDIコンポーネントの基本的な処理に存在するため、特定のユーザー設定やシステム設定に依存するものではないと考えられます。ただし、攻撃が成功するためには、ユーザーが特別に細工されたアプリケーションをローカルで実行する必要があります。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性は特権昇格を目的とするものであり、システムが直接的にクラッシュしたり、目に見えるエラーが発生したりするような兆候は一般的に報告されていません。攻撃者が特権昇格に成功した場合、システム上で不正なプログラムがインストールされたり、データが改ざんされたり、管理者権限を持つ新しいアカウントが作成されたりする可能性があります。
Qualys社は、この脆弱性を持つOSバージョンを検出するためのQID 91331を提供しています。
4. 推奨対策
4.1. 本対策 Microsoftは、この脆弱性に対処するためのセキュリティ更新プログラムをリリースしています。 * Microsoft Security Bulletin: MS17-013の一部として修正されています。 * 影響を受けるOSバージョンに対し、Windows Updateを通じて提供されるセキュリティ更新プログラムを適用することが最も推奨される対策です。
4.2. 暫定回避策(緩和策) * Windows 10 Anniversary Update: このアップデートには、
PALETTE機能ポインタの有効性をチェックする機能が含まれており、事前定義された関数のみが呼び出されるようにします。 * SMEP (Supervisor Mode Execution Prevention): Windows 8以降でMicrosoftが採用しているIntelのSMEP機能は、ページテーブル内のUser/Supervisor (U/S) フラグを利用して、ユーザーモードで実行可能なページがカーネルモードでシェルコードを実行することを防ぎます。SMEPは、そのような検出時にアクセス違反エラーを生成します。参照したサイト