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CVE-2016-0189 の詳細

CVEの情報

説明:
The Microsoft (1) JScript 5.8 and (2) VBScript 5.7 and 5.8 engines, as used in Internet Explorer 9 through 11 and other products, allow remote attackers to execute arbitrary code or cause a denial of service (memory corruption) via a crafted web site, aka "Scripting Engine Memory Corruption Vulnerability," a different vulnerability than CVE-2016-0187.

CVE更新日: 2016-05-11 01:59:30.537000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.5

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-28

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.940620000

EPSS更新日: 2026-10-18 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2016-0189について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2016-0189は、MicrosoftのJScriptおよびVBScriptスクリプトエンジンに存在するメモリ破損の脆弱性です。この脆弱性は、「Scripting Engine Memory Corruption Vulnerability(スクリプトエンジンのメモリ破損の脆弱性)」として知られています。攻撃者は、特別に細工されたWebサイトを介してこの脆弱性を悪用し、標的のシステム上で任意のコードを実行したり、サービス拒否(メモリ破損)を引き起こしたりする可能性があります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者が任意のコードを実行できるか、またはサービス拒否状態(メモリ破損)を引き起こす可能性があります。 CISA (米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁) の「Known Exploited Vulnerabilities Catalog(既知の悪用された脆弱性カタログ)」にリストされており、活発に悪用されていることが示されています。 複数のエクスプロイトキットに組み込まれ、長年にわたり悪用されてきました。

1.2 深刻度

NIST NVD(National Vulnerability Database)によると、この脆弱性のCVSS v3.1基本スコアは7.5 (HIGH)です。 CVSS v3.1ベクトル: CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

  • AV:N (Attack Vector: Network): ネットワーク経由で悪用可能です。
  • AC:H (Attack Complexity: High): 攻撃の複雑性は高いとされています。
  • PR:N (Privileges Required: None): 攻撃に必要な権限はありません。
  • UI:R (User Interaction: Required): ユーザーの操作(例:悪意のあるWebサイトへのアクセス)が必要です。
  • S:U (Scope: Unchanged): 脆弱性のスコープは変更されません。
  • C:H (Confidentiality Impact: High): 機密性への影響は高いです。
  • I:H (Integrity Impact: High): 完全性への影響は高いです。
  • A:H (Availability Impact: High): 可用性への影響は高いです。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、主に以下のMicrosoft製品のスクリプトエンジンに影響を与えます。

  • Internet Explorer 9, 10, 11
  • JScript 5.8 エンジン
  • VBScript 5.7 および 5.8 エンジン

これらのエンジンを使用しているWindowsオペレーティングシステムが影響を受けます。例えば、Windows Server 2008 R2 SP1 (x64) が影響を受ける構成として挙げられており、Windows 10上のIE11でも概念実証(PoC)エクスプロイトがテストされています。

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、Internet ExplorerでJScriptおよびVBScriptエンジンが有効になっている環境で発生します。特定の「設定」によって脆弱になるのではなく、これらのスクリプトエンジンの存在と動作そのものが問題となります。攻撃は、悪意のあるWebサイトを閲覧することで引き起こされます。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性が悪用された場合、任意のコード実行またはサービス拒否(メモリ破損)が発生します。 具体的な兆候としては、以下のようなものが考えられます。

  • Internet Explorerや関連するアプリケーションの予期せぬクラッシュやフリーズ。
  • システムの異常な動作。
  • 意図しないプログラムの実行。
  • 不審なネットワーク通信の発生。
  • 一部のエクスプロイト解析では、境界外アクセスを通じてメモリの読み書きを実装し、IEの保護モードをバイパスしてファイルをサイレントに実行することが可能であると報告されています。 そのため、通常の操作では発生しないような挙動や、システムパフォーマンスの低下も兆候となり得ます。

4. 推奨対策

4.1 本対策

ベンダー(Microsoft)が提供する更新プログラムを適用することが最も推奨される対策です。 Microsoftは、この脆弱性に対処するためにKB3155533などのセキュリティパッチを公開しています。

4.2 暫定回避策(緩和策)

恒久的なパッチの適用が困難な場合、以下の暫定的な回避策が考えられます。

  • VBScript.dll および JScript.dll などのダイナミックリンクライブラリファイルへのアクセスを制限すること。 これには、これらのDLLファイルの登録解除または無効化が含まれる可能性がありますが、VBScriptやJScriptに依存する正当なWebサイトやアプリケーションの機能に影響を与える可能性があります。

5. 他に解説すべき観点

  • CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalogへの登録: 本脆弱性は、CISAのKnown Exploited Vulnerabilities Catalogに記載されており、実際に攻撃で悪用されていることが確認されています。このため、速やかな対策が強く推奨されます。
  • エクスプロイトキットでの利用: CVE-2016-0189は、Underminer、Magnitude、Grandsoft、KaiXin、RIGなど、さまざまなエクスプロイトキットに組み込まれており、2016年には最も多く悪用された脆弱性の一つでした。
  • 概念実証(PoC)の存在: この脆弱性に対する概念実証(Proof-of-Concept)エクスプロイトコードが公開されており、Windows 10上のIE11でテストされています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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