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CVE-2016-0034 の詳細

CVEの情報

説明:
Microsoft Silverlight 5 before 5.1.41212.0 mishandles negative offsets during decoding, which allows remote attackers to execute arbitrary code or cause a denial of service (object-header corruption) via a crafted web site, aka "Silverlight Runtime Remote Code Execution Vulnerability."

CVE更新日: 2016-01-13 05:59:22.657000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 8.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-05-25

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.693970000

EPSS更新日: 2026-10-20 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2016-0034は、Microsoft Silverlightにおけるリモートコード実行の脆弱性です。以下に、指定された観点から解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2016-0034は、「Silverlight Runtime Remote Code Execution Vulnerability」(Silverlightランタイムリモートコード実行の脆弱性)として知られています。この脆弱性は、Microsoft Silverlight 5のデコード処理において、負のオフセットが不適切に処理されることに起因します。これにより、リモートの攻撃者が細工されたWebコンテンツを介して任意のコードを実行したり、サービス拒否(オブジェクトヘッダの破損)を引き起こしたりする可能性があります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、攻撃者は現在のログインユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。もしユーザーが管理者権限でログインしている場合、攻撃者は影響を受けたシステムを完全に制御できるようになります。具体的には、プログラムのインストール、データの閲覧・変更・削除、新しいアカウントの作成などが可能になります。 この脆弱性は、機密性、整合性、可用性のすべてに高い影響を与える可能性があります。

1.2 深刻度

この脆弱性のCVSSスコアは、8.8 (High) または 9.3 (Critical) とされており、深刻度は「高い」と評価されています。 米国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁(CISA)のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログにも追加されており、実際に悪用が確認されています。また、ランサムウェアキャンペーンで利用された事例も報告されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

Microsoft Silverlight 5 のバージョン 5.1.41212.0 より前のすべてのバージョンが影響を受けます。 この脆弱性は、WindowsおよびMacシステムにインストールされたSilverlightに影響します。

2.2 影響を受ける設定

Silverlightがインストールされている環境全般が影響を受けます。特に、ウェブブラウザのプラグインとしてSilverlightが有効になっている場合に、細工されたウェブサイトを通じて攻撃を受ける可能性があります。

3. 影響を受けた時の兆候

具体的なシステムレベルでの兆候は明確に記載されていませんが、リモートコード実行が成功した場合、攻撃者はシステムを完全に制御できるようになります。これにより、以下のような兆候が現れる可能性があります。 * 意図しないプログラムのインストール * ファイルの変更、削除、または暗号化 * 新しいユーザーアカウントの作成 * システムパフォーマンスの低下(サービス拒否の場合)

4. 推奨対策

4.1 本対策

最も重要な対策は、Microsoft Silverlightをバージョン 5.1.41212.0 以降にアップデートすることです。 Microsoftは、この脆弱性に対応するパッチをMicrosoft Security Bulletin MS16-006(KB3126036)で提供しています。 しかし、Microsoft Silverlightは既にサポート終了製品(End-of-Life)であるため、可能な限り製品の使用を中止し、関連するシステムからアンインストールすることが強く推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • 不審なWebサイトへのアクセス回避: 攻撃者はユーザーを細工されたWebサイトに誘導することで脆弱性を悪用するため、不審なリンクをクリックしたり、信頼できないWebサイトにアクセスしたりしないことが重要です。
  • Silverlightのアンインストール: Silverlightが必須でない場合は、システムからSilverlightを完全にアンインストールすることが最も効果的な緩和策となります。
  • 最小特権の原則: ユーザーアカウントが管理者権限ではなく、必要最小限の権限で運用されている場合、攻撃を受けた際の影響を軽減できる可能性があります。

5. その他解説すべき観点

  • CISA KEVへの登録と悪用: CVE-2016-0034は2022年5月25日にCISAのKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加されており、実世界での活発な悪用が確認されています。また、ランサムウェアキャンペーンで使用されたことが知られています。
  • 攻撃の経路: 攻撃はネットワークベースであり、攻撃の複雑度は低く、特別な権限は不要です。ただし、ユーザーが悪意のあるWebサイトを訪問するなどの操作が必要です。攻撃者は、バナー広告などを使用して細工されたWebコンテンツを配信することもあります。
  • 発見経緯: この脆弱性は、2015年7月のHacking Teamのデータ漏洩によって、Kaspersky Labがゼロデイ脆弱性として特定したものです。
  • VBScriptの非推奨化: 直接的な関連性はありませんが、MicrosoftはVBScript(Silverlightと関連性が高いわけではないが、Webスクリプト技術として比較されることがある)をセキュリティ上の理由から非推奨化(deprecated)しています。これはレガシーなスクリプトエンジンコンポーネントにおけるセキュリティリスクを避けるためです。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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