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CVE-2015-2051 の詳細

CVEの情報

説明:
The D-Link DIR-645 Wired/Wireless Router Rev. Ax with firmware 1.04b12 and earlier allows remote attackers to execute arbitrary commands via a GetDeviceSettings action to the HNAP interface.

CVE更新日: 2015-02-23 17:59:08.320000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-02-10

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.971010000

EPSS更新日: 2026-10-18 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2015-2051について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2015-2051は、D-Link製のルーターに存在するHNAP SOAPAction Headerにおけるコマンド実行の脆弱性です。この脆弱性を悪用されると、リモートの攻撃者がHNAP (Home Network Administration Protocol) インタフェースのGetDeviceSettingsアクションを通じて任意のコマンドを実行できるようになります。攻撃者は悪意のあるコマンドをHTTPヘッダーに埋め込んだ不正なHTTPリクエストを作成することで、これを実現します。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者は脆弱なデバイスを完全に制御できる可能性があります。侵害されたデバイスは、攻撃者によって分散型サービス拒否(DDoS)攻撃などのさらなる攻撃のためのボットネットの一部として利用されることがあります。具体的には、wgetユーティリティを実行してマルウェアインフラからMooBot、Goldoon、FICORAなどのマルウェアサンプルをダウンロードし、実行することが報告されています。

1.2 深刻度

CVE-2015-2051の深刻度は高く評価されています。共通脆弱性評価システム (CVSS) バージョン2.0のスコアは10.0(高)です。 Fortinetもこの脆弱性を「クリティカル」または「高」として分類しています。 攻撃の複雑性が低く、リモートからのコード実行が可能であるため、セキュリティ上の重大な影響を及ぼす可能性があります。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、Linuxを稼働する公開ネットワーク機器を標的としています。 具体的なOSバージョンに関する詳細な記述はありませんが、D-Linkルーターのファームウェアに組み込まれたLinuxベースのシステムが影響を受けます。この脆弱性を悪用するボットネットは、aarch64, arm, i686, m68k, mips64, mipsel, powerpc, s390x, sparc64, x86-64, sh4, riscv64, DEC Alpha, PA-RISCなど、多岐にわたるLinux環境向けのマルウェアローダーをダウンロード・実行する機能を持っています。

2.2 影響を受ける設定

D-Link DIR-645有線/無線ルーターRev. Axのファームウェア1.04b12以前が影響を受けます。 D-Link DIR-806デバイス、D-Link GO-RT-AC750 (GORTAC750_revA_v101b03およびGO-RT-AC750_revB_FWv200b02)、D-Link DIR-845Lルーターv1.01KRb03以前も、HNAPインタフェースにおける同様の脆弱性(CVE-2015-2051を含む複数の脆弱性)の影響を受ける可能性があります。 この脆弱性は、HNAPインタフェースでのSOAPActionヘッダーとGetDeviceSettingsアクションの処理に存在します。 特定のユーザー設定によって直接脆弱性が引き起こされたり緩和されたりするものではなく、HNAPサービス自体の存在が問題となります。

3. 影響を受けた時の兆候

  • デバイスが攻撃者に完全に制御される。
  • デバイスがDDoS攻撃の踏み台として利用され、異常なネットワークトラフィックが発生する。
  • MooBot、Goldoon、FICORA、CAPSAICINなどのマルウェアがダウンロードされ、実行される。
  • 攻撃者によるシステム情報の取得や、C2 (Command and Control) サーバーとの持続的な接続が確立される。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • ファームウェアのアップグレード: D-Linkは、この脆弱性を修正するファームウェア(例: DIR-645向けには1.05b01)を公開しています。可能な限り最新のファームウェアバージョンにアップグレードすることを強く推奨します。
  • 製品の交換: D-Link DIR-645はすべての地域においてサポート終了 (EOL) となっているため、速やかに運用を中止し、新しい製品に交換することが推奨されています。EOL製品の継続的な利用は、たとえ最新のファームウェアが適用されていても、長期的なセキュリティリスクを伴います。
  • セキュリティソリューションの導入: Palo Alto NetworksのIoT Security、Advanced Threat Prevention、WildFire、Advanced URL Filteringなどのクラウド提供型セキュリティサービスは、エクスプロイトトラフィックやマルウェアを検知・ブロックすることで保護を提供します。 FortinetのIPSシグネチャ (D-Link.Devices.HNAP.SOAPAction-Header.Command.Executionなど) は、この脆弱性を悪用した攻撃を検知・ブロックできます。FortiGuardアンチウイルスサービスも関連マルウェアを検知・ブロックします。
  • パッチの適用とアップグレード: 可能な限り、利用可能なパッチやアップグレードを適用することが重要です。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • HNAPインターフェースへのアクセス制限: HNAPインターフェースへのリモートアクセスが不要な場合は、無効化するか、信頼できるネットワークからのアクセスのみに制限することが考えられます(ただし、特定のD-Linkモデルでの具体的な設定方法は情報源に明記されていません)。
  • ネットワーク監視の強化: 不審なネットワークトラフィックや、デバイスがDDoS攻撃に参加している兆候がないか、継続的に監視します。
  • DDoS対策サービスの利用: 大容量のDDoS攻撃に対しては、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)サービスの利用や、クラウドベースのDDoS対策サービスを活用して攻撃の負荷を分散し、緩和することが有効です。
  • ファイアウォール/ルーターでのフィルタリング: 特定のIPアドレスやプロトコルをブロックし、トラフィックを制限する設定をファイアウォールやルーターで実施します。
  • 通信事業者との連携: 契約している通信事業者と協力し、ネットワークのバックボーンやエッジでDDoSトラフィックをフィルタリングする対策を検討します。
  • IDS/IPSの活用: 不正侵入検知システム (IDS) や不正侵入防御システム (IPS) を利用して、トラフィックの異常を検知し、遮断します。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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