CVE-2014-4114 の詳細
CVEの情報
説明:
Microsoft Windows Vista SP2, Windows Server 2008 SP2 and R2 SP1, Windows 7 SP1, Windows 8, Windows 8.1, Windows Server 2012 Gold and R2, and Windows RT Gold and 8.1 allow remote attackers to execute arbitrary code via a crafted OLE object in an Office document, as exploited in the wild with a "Sandworm" attack in June through October 2014, aka "Windows OLE Remote Code Execution Vulnerability."
CVE更新日: 2014-10-15 10:55:07.817000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-03-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.816280000
EPSS更新日: 2026-10-18 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2014-4114は、Microsoft WindowsのOLE(Object Linking and Embedding)機能におけるリモートコード実行の脆弱性です。以下に、その詳細を解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2014-4114は、「Windows OLE Remote Code Execution Vulnerability」とも呼ばれ、攻撃者が特別に細工されたOLEオブジェクトを含むOfficeドキュメントを介して、任意のコードをリモートで実行できる脆弱性です。この脆弱性は「Sandworm」攻撃として、2014年6月から10月にかけて実環境で悪用されました。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者は現在のユーザーと同じユーザー権限で任意のコードを実行できます。もし現在のユーザーが管理者権限でログオンしている場合、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示・変更・削除、または完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成が可能になります。また、攻撃の試みが失敗した場合、サービス拒否(Denial of Service)状態になる可能性もあります。
1.2 深刻度
Microsoftはこの脆弱性を「重要 (Important)」と評価しています。 CVSS v2の基本スコアは9.3(高)です。 CVSS v3.1の基本スコアは7.8(高)です。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のMicrosoft Windowsのバージョンが影響を受けます。
Windows XPはこの脆弱性の影響を受けません。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、ユーザーが特別に細工されたOLEオブジェクトを含むMicrosoft Officeファイルを開くことで悪用されます。特に、PowerPoint Showファイル(.ppsまたは.ppsx)の場合、通常はユーザーの承諾を求めるプロンプトが表示されることなく、悪意のあるコードが実行される可能性があります。この脆弱性は、Windows OLEパッケージマネージャーの不適切な処理に起因します。
3. 影響を受けた時の兆候
システムがこの脆弱性の影響を受けた場合、セキュリティソフトウェアからの警告が唯一の兆候であることがあります。通常、エンドユーザーは感染のプロセスに全く気づかないでしょう。攻撃が成功すると、マルウェア(例えばBlackEnergyトロイの木馬の亜種)がダウンロードされ、実行される可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftは、この脆弱性に対応するためのセキュリティ更新プログラム (MS14-060) をリリースしています。この更新プログラムは、WindowsがOLEオブジェクトをアクティブ化する方法を変更することで脆弱性に対処します。ほとんどのユーザーは自動更新が有効になっているため、このセキュリティ更新プログラムは自動的にダウンロードされ、インストールされるはずです。システムのソフトウェアを常に最新の状態に保つことが重要です。
4.2 暫定回避策(緩和策)
5. 他に解説すべき観点
参照したサイト