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CVE-2011-2462 の詳細

CVEの情報

説明:
Unspecified vulnerability in the U3D component in Adobe Reader and Acrobat 10.1.1 and earlier on Windows and Mac OS X, and Adobe Reader 9.x through 9.4.6 on UNIX, allows remote attackers to execute arbitrary code or cause a denial of service (memory corruption) via unknown vectors, as exploited in the wild in December 2011.

CVE更新日: 2011-12-07 19:55:01.673000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-06-08

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.888810000

EPSS更新日: 2026-10-19 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2011-2462に関する調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

この脆弱性(CVE-2011-2462)は、Adobe ReaderおよびAdobe AcrobatのUniversal 3D (U3D) コンポーネントにおけるメモリ破損の脆弱性です。U3Dは3Dグラフィックを表現するために使用されるファイル形式です。この脆弱性は、U3Dデータの処理における境界エラー(boundary error)が原因で発生します。攻撃者は、特別に細工されたPDFファイルを作成し、標的のユーザーに開かせることで、メモリ破損を引き起こし、任意のコードを実行する可能性があります。この脆弱性は、2011年12月に実環境で悪用されていることが確認されています。

1.1 影響 攻撃者が細工されたPDFファイルをユーザーに開かせることに成功すると、現在のユーザーの権限で任意のコードが実行される可能性があります。これにより、システムの制御を奪われたり、サービス拒否(アプリケーションのクラッシュ)が発生したりする可能性があります。

1.2 深刻度 この脆弱性は、深刻度が「緊急 (Critical)」と評価されています。CVSS v2基本評価値は9.8 (緊急) です。また、CVSS v4のスコアは8.4とされています。この脆弱性は、CISAの既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)に掲載されており、実際に攻撃で悪用されたことが報告されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン 以下のAdobe製品およびバージョンが影響を受けます。

  • WindowsおよびMacintosh版 Adobe Reader X (10.1.1) およびそれ以前のバージョン
  • Windows、Macintosh、Linux、UNIX版 Adobe Reader 9.x (9.4.6) およびそれ以前のバージョン
  • WindowsおよびMacintosh版 Adobe Acrobat X (10.1.1) およびそれ以前のバージョン
  • WindowsおよびMacintosh版 Adobe Acrobat 9.x (9.4.6) およびそれ以前のバージョン

注:Adobe Reader for Android および Adobe Flash Player はこの問題の影響を受けません。

2.2 影響を受ける設定 本脆弱性は、Adobe ReaderおよびAcrobatのU3Dコンポーネントの処理に起因します。特定のソフトウェアバージョンを使用している場合に影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

  • Adobe ReaderまたはAcrobatアプリケーションが予期せずクラッシュする可能性があります。
  • 細工されたPDFファイルを開いた後、ユーザーの権限で任意のコードが実行され、システムが不正に操作される可能性があります。
  • 攻撃者は、この脆弱性を利用して、トロイの木馬(例: Sykipot)をシステムに侵入させ、iexplore.exe、firefox.exe、outlook.exeなどのプロセスにDLLファイルを注入し、HTTPS経由で外部と通信するなどの活動を行う可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策 脆弱性を修正した最新バージョンへのアップデートが強く推奨されます。

  • Windows、Macintosh、およびLinux版のAdobe Reader 9.xユーザーは、バージョン9.5以降にアップデートしてください。
  • WindowsおよびMacintosh版のAdobe Reader X (10.x) ユーザーは、バージョン10.1.2以降にアップデートしてください。
  • WindowsおよびMacintosh版のAdobe Acrobat 9.xユーザーは、バージョン9.5以降にアップデートしてください。
  • WindowsおよびMacintosh版のAdobe Acrobat X (10.x) ユーザーは、バージョン10.1.2以降にアップデートしてください。

Adobeは2011年12月6日にこの脆弱性に対するパッチを公開しています。

4.2 暫定回避策(緩和策) 以下の緩和策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減できる可能性があります。

  • Adobe Reader X / Acrobat Xの「保護モード(Protected Mode/View)」機能を有効にする:これらのバージョンでは、保護モードがデフォルトで有効になっており、この種の脆弱性の悪用を防ぐことができます。
  • 不審なPDFファイルを開かない:不審なメールに添付されているPDFファイルや、不審なウェブサイトに掲載されているPDFファイルは開かないようにしてください。
  • JavaScriptを無効にする:Adobe ReaderおよびAcrobatでJavaScriptを無効にすることも、一般的なセキュリティ対策として有効ですが、U3D脆弱性に対する直接的な緩和策ではない可能性があります。
  • ウェブブラウザ上でのPDFファイルの自動表示を無効にする:ブラウザの設定を変更し、PDFファイルが自動的に開かれないようにすることで、意図しない脆弱性の悪用を防げます。
  • Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を利用する:EMETのような緩和策ツールを利用することも有効です。

参照サイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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