Trusted Design

CVE-2010-2568 の詳細

CVEの情報

説明:
Windows Shell in Microsoft Windows XP SP3, Server 2003 SP2, Vista SP1 and SP2, Server 2008 SP2 and R2, and Windows 7 allows local users or remote attackers to execute arbitrary code via a crafted (1) .LNK or (2) .PIF shortcut file, which is not properly handled during icon display in Windows Explorer, as demonstrated in the wild in July 2010, and originally reported for malware that leverages CVE-2010-2772 in Siemens WinCC SCADA systems.

CVE更新日: 2010-07-22 05:43:49.703000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-09-15

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.896230000

EPSS更新日: 2026-10-20 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2010-2568は、Microsoft Windowsのシェルに存在する脆弱性で、特定のショートカットファイル(.LNKまたは.PIF)の処理に問題があり、任意のコード実行につながる可能性があります。この脆弱性は、Stuxnetワームによって悪用されたことで広く知られています。

1. 脆弱性の概要

Microsoft Windowsのシェルが、細工された.LNK(ショートカットファイル)または.PIF(プログラム情報ファイル)ファイルを適切に処理しない脆弱性です。Windows Explorerでこれらのファイルのアイコンが表示される際に、任意のコードが自動的に実行される可能性があります。攻撃者は、ローカルまたはリモートでこの脆弱性を悪用できます。

1.1 影響

この脆弱性が悪用された場合、攻撃者はログオンしているユーザーの権限で任意のコードを実行できる可能性があります。これにより、マルウェアが他のコンポーネントを削除またはインストールしたり、実行中のプロセスにコードを注入したり、感染したコンピューターへのバックドアアクセスを可能にしたりする可能性があります。また、OSおよびオートラン/オートプレイの設定によっては、USBデバイスを接続するだけで任意のコードが実行される可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v2.0 基本評価値: 9.3 (緊急 - Critical)
  • CVSS v3.1 基本評価値: 7.8 (高 - High)
  • この脆弱性は、CISA(サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)の既知の悪用された脆弱性(KEV)カタログに2022年9月15日に追加されており、実際に悪用されていることが確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Microsoft Windows XP SP3
  • Microsoft Windows XP Professional x64 Edition SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
  • Microsoft Windows Vista SP1 および SP2
  • Microsoft Windows Vista x64 Edition SP1 および SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 for 32-bit Systems および SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 for x64-based Systems および SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 for Itanium-based Systems および SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems
  • Microsoft Windows 7 (32-bit Systems および x64-based Systems)

2.2 影響を受ける設定

  • ショートカットファイルのアイコン表示が有効なシステム。
  • OSおよびオートラン/オートプレイの設定が有効になっている場合、USBデバイスなどを介して容易に感染する可能性があります。

3. 影響を受けた時の兆候

明確なシステム上の兆候は特定されていませんが、この脆弱性を悪用するマルウェア(Stuxnetなど)に感染した場合の一般的な兆候が見られる可能性があります。不正なショートカットファイルが存在するフォルダを閲覧するだけで、DLLファイルが自動的にロードされて実行されるため、ユーザーが気付かないうちにシステムが侵害される可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftから提供されているセキュリティ更新プログラム「MS10-046」を適用することが最も重要な対策です。この更新プログラムは2010年8月3日に公開されています。

4.2 暫定回避策(緩和策)

本対策を適用するまでの間、以下の緩和策を検討してください。 * ショートカットのアイコン表示を無効にする。 * WebClientサービスを無効にする。 * 139/tcp、139/udp、445/tcp、および445/udpの外向きの通信を遮断する。 * アンチウイルス製品を常に最新の状態に保ち、定期的にフルスキャンを実施する。多くのアンチウイルス製品は、この脆弱性を悪用するマルウェアを検出および除去できます。 * リムーバブルメディア(USBデバイスなど)からの感染リスクが高いため、これらのメディアのセキュリティ対策を見直すことが推奨されます。

その他解説すべき観点

  • Stuxnetとの関連: この脆弱性(CVE-2010-2568)は、イランの核施設を標的としたサイバー攻撃に使用されたとされるStuxnetワームがエアギャップネットワークを越えて感染するために悪用したゼロデイ脆弱性の一つとして非常に有名です。
  • 実世界での悪用: 2010年7月には、この脆弱性が実際に悪用されていることが確認されました。
  • 標的型攻撃: 当初、この脆弱性はSiemens WinCC SCADAシステムを標的としたマルウェアによって利用されたと報告されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る